自己紹介

はじめまして。
ゆっきー@薬を出さない女医ママ です。

内科医として地方の中核病院で働いています。
専門は緩和ケア。
今は末期がんの患者さんとたくさん関わっています。

なぜ緩和ケアを専門にしたかというと、
一番困っている患者が集まってくるのが緩和ケアの現場だから。
痛み、吐き気、だるさ、味覚障害、精神的な辛さ、人間関係の悩み
何でも向き合うのが緩和ケアです。
その人がその人らしく最期まで生きられるようにお手伝いをする。
それができるのが緩和ケアだと思って、今も診療を続けています。

正直にいうと、末期になるとできることが限られてきます。
体を痛めつけるとわかっていても、薬を使わないとどうしようもない場合もあります。
その中で、精一杯の治療をして、本人も家族も納得のいく最期を迎えられるように尽力しています。
実際に「先生に看取ってもらってよかった」と言ってもらえることはとても嬉しいことです。

でも一方で、
「もっと早く出会えていれば、こんなに悪くならなかったのに。」
「まだ楽しく生きていられたんじゃないか。」
という思いも強くなってきました。
病院にかからないと私は患者さんと出会うことはできない。
でも、病気になってからでは遅いこともある。
できるだけ病気にならないようにしたい。という思いは
病院に勤めているだけでは解消できないことに気づきました。

医師は「疾患の治療の仕方」は医学教育で習います。
でも、「病気にならない方法」は実は習わないんです。
だから全ての医師が予防の知識を持っているわけではありません。
ただ、病気になりやすい人、病気になるメカニズムはわかります。
欧米では予防医学が日本よりも進んでいるので、
学んでいる医師はそれを取り入れています。私も学びました。
自分で学んだ知識を少しでも病院にかからないまだ元気な人に伝えたいと思い、noteを書くことにしました。

少しでも興味を持っていただけたら、また見に来てください。
一人でも多く、健康で病気にならない人を増やせたら嬉しいです。

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