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『こと』の捉え方


□ 「言葉」にすることで、失われてしまうことがある

Noteやブログを書くことで残せるのは、その人の言語的世界観の範囲内
言葉にすることは同時に、言葉にできない感情や感覚的な何かに対する記憶を失ってしまう。

大切な記憶や思い出は、簡単に言葉にしないまま、その人の中に残しておきたい。

簡単に言葉にできないことだってある。
それも分かりながら僕は、今日もNoteを書く。

今日のNoteのテーマは自分自身が何か「こと」を扱う時にどうやって認識していくのかを分解する。
分解する前に、分けて比較することがなぜ大切だと考えているのか簡単に。


□ 分けて比較する

○○であるべきだ。こうしたい。僕は意思や思いを持つために
取り組んでいることに対してまずは「知る」ステップを取る。
ことを知るために大切なことは、俯瞰と深化。

1. 俯瞰
そもそも取り組んでいることは、全体のうちどこにあたるのか。
他と「比較」して何が特徴なのか。それはなぜなのか。
全体感は、ことと同じ階層にあることは何かと、ことが含まれる上位概念は何かを考えながら整理する。

例えば、キャリア教育に携わっているなら、キャリア教育以外の教育を探してみる
キャリア教育を世代で切ってみる。
そもそも教育に立ち返ってみる。
教育の始まりを探してみる。

分けて、並列で、縦で、時間軸で切ってみながら、ことの位置付けを腹落ちさせていく


2. 深化

Whyの繰り返しをすることはいいことだ!と、よく言われるが、思考の深化なぜ恩恵をもたらすのか。
これも考えてみる。
思考の深化をしていない場合、与えられた枠内での思考が当たり前になってしまい、行動と思考に大きな制限がかかる。
親から子供に○○はだめ!と言われた時に、
○○はだめなんだ... で止まるのか
なんで○○がだめと言ったのか一度背景を考えてみれば、○○をだめという制約を一部加工することができる可能性が残る。

人から人へ、時間が流れて受け継がれているものは、そもそもなんでに立ち返ることで、今この時代に何を残し、何を変えていいのか自分の中で理想がもて、
そのことに熱が帯びる。

思考の深化は、形骸化したことに改めて命を与えるためになくてはならないもの。

□ ことを認識する時に使いやすい捉え方

ことを脳内に落とし込む時に、多角的な視点で捉えながら入れると、与えられた時にかかっていたフレームが取り外され、可能性の芽が出始める。
その可能性の芽をいかに育て、兆しを見せられるかが人間としてチャレンジポイントの1つ。

では、多角的に捉える時にどんな角度からことを取り込んだらいいのか。先人の思考に習って考えてみる。

よく言われるのが「虫の目・鳥の目・魚の目」
虫の目は取り組んでいることの深化、鳥の目は取り組んでいることの俯瞰、魚の目は取り組んでいることの時間化


例えば、あるプロダクトの担当者の場合、
プロダクトの顧客は誰か、具体的に何に困っていて、そのために予算○○を使ってどんな施策をうつべきか ... これらの思考は虫の目
一方、プロダクトの競合プロダクトはどんな製品か、そもそもプロダクトの属する分野はどんな分野に該当するのか。その分野における我々プロダクトの位置付けは何か ... これらの思考は鳥の目
最後に、市場の拡大と顧客ニーズのトレンド、政治・経済的な世の中の流れとして、どんな流れができているのか考えること ... これは魚の目


僕はこの捉え方を再解釈して、x・y・z軸の3軸で捉え直している。
ここでは「数学」というコトと捉える場合の具体例と共に示す

x軸 ... 同階層の事例
y軸 ... 上位階層・下位階層の事例
z軸 ... 時間軸の過去・未来

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一例として各軸の思考を取り出したが、もちろん1つの軸上にいくつものことが載る。
例えば今回の上位階層で言えば数学の上位階層を教育として置いたが、学問や文字も階層の上位として当てはまる。
軸上に置くことを置き換えて複数回捉え直しを行うことで、角張った解釈が、丸みを帯びていく感覚。

実際には、1つのことはネットワーク構造のように別のことに紐付き、相互的に依存しながらz軸の流れで人が解釈を変えている。
思考の深化が、思考の自由度を上げることに繋がるとすれば、
このネットワーク網をどこまで広げられているかがその後の自由度の幅に影響しそう。

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ネットワーク網を上位階層に広げた時におおよそ行き着くのは、生命や、地球のような僕たち自身の存在になる。
ただし、毎回ここまで網を広げていくことは、時間が有限である現在だと有効ではない。

効率的に脳内のネットワーク網を広げていくためには、事前に上位階層の網をいかに先に広げておけるのかが大切そう。
先人の知恵や哲学的な思想を日頃から学んでおくことが、思考の自由度の広がりにつながる。

... 話を戻すと、ことを捉える時には決めた時間的制約の中でアクセスできるx・y・z軸の要素を深堀り、まずはネットワーク網を広げる。
そして、他のコトからこのネットワークに繋げられるようなドットを事前にたくさん打ち込んでおくこと。


最初はオンボーディングにおける顧客体験をゲームユーザーとシステムユーザーで比べてみた。というNote投稿しようと思ってたのに、
だいぶ話が変わった。

これはおいおい来週中に書ききる。


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