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【構造化】社会人2年目の私が仕事で必要だと感じた2つの力


読書感想文以外のNoteを投稿するのは久しぶりです。

5月まで、仕事を言い訳にOutputする習慣が日常から抜け落ちていました。
日記を書くことから少しずつ日常生活に言語化することを組み込んで行こうと思い、今日はこのノートを描いています。

2020年に建てた目標は常に目に留まる場所にないとだめですね...

今日は、社会人2年目となった私が考える、仕事で必要な思考における力を
「瞬間的思考深度」「多角的思考」の2つに構造化してみたのでそれぞれ書いていきます。

普段は耳慣れない言葉ですがすでに表出している言葉で代替するものがあれば教えて下さい。


記憶の量よりも、記憶の出し入れ速度がより重要になっている今日この頃


インターネットが普及して誰でもたくさんの情報を取りにいけるようになった今日。脳以外の記憶媒体にデータとして保存する方法がたくさんあふれています。

大学の授業中に板書された内容はグーグルドキュメントに記載し、友人と内容をシェア。オンライン上でコメントを残しながら議論し理解を深められる。映像もアイフォン11で目で捉えた映像に近い光情報を記録し、アマゾンクラウドに保存。

そんな世界観が当たり前になってきた今、人間の脳みそをどう活用すべきかは仕事に挑む上でもよく考えさせられます。


例えば一昔前は仕事先でクライアントに自社商品を提供する場合、どれだけの情報がその人の脳内に注ぎ込まれているかが競合優位になっていましたし、企画者も年次を重ねた年上の社員たちのほうが新規ビジネスを立ち上げていくにあたってノウハウを持っていました。

しかし今では新入社員でもググれば割程度の知識は瞬時に得られ、わからないことがあれば社内データベースで検索することができる。

社内の権力図やビジネスコミュニケーション力は劣る一方で、知識量に関してはかなり対等にたてる状況、言ってしまえば1週間あれば誰でも同じだけの知識量を得られるような時代です。

人間の脳の記憶を司る部位の必要性が下がった代わりにより鍛えられているのはどこか。それが「瞬間的思考深度」と「多角的思考」なのではと考えています。

思考の深度

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ある日会社のミーティングで上司を含めと先輩社員1人と私で議論をしている様子を思い浮かべてください。
今後展開しようとしているビジネスについて皆で話し合っています。

上司「このアイディアについては○○と考えたのだけれどどう思う?」
先輩社員A「○○についてはこんな打ちてがあると思いますが、そもそも□□という前提に違和感があるのでそこはヒヤリングしながら仮説が正しいのか検証したいです」
上司「確かに□□の前提は思い込みな可能性はあるね。△△の観点では○○はこう捉えられるのだけれど、それはユーザーのインサイトとして....」
私「・・・」


これは1年前の私です。
上司と先輩社員の自分の思考スピードに追いつけず、何も発言できないそんな場面が多々ありました。今思えば彼らはこの議論の間に、言葉から仮説を木の枝上に拡げて思考の階層を行き来していました。

このように、思考をある短い時間にどこまで張り巡らせることができるか、その問いの深さをここでは瞬間的思考深度と呼んでいます。

深さは簡単に言えば、立てた仮説に対して「なぜそうなのだろう?なんでそうなのだろう?」をどれだけ繰り返せるのか。です。

例えば、音楽配信サービスSpotifyの例に上げてみましょう。

「Spotifyは自分が好きそうな音楽をリコメンドしてくれるから好き」
→ なぜ自分が好きそうな音楽がわかるのだろう
→ なぜ好きな音楽だけではなく、好きそうな音楽をリコメンドするのだろう
→ リコメンドはなぜ日時ではなく週次なのだろう
→ 選ばれる曲数はなぜ20曲なのだろう...

もともとSpotifyがなぜ好きなのかから始まったところからなぜを繰り返していくと、それを受け入れている自分と自分をそうさせている仕組みにまで枝がのび、 今まで気づかなかった構造やしかけについて知ることができます。

このどこまで深く潜れるかは、今後より一層仕事をすすめる上でも必要とされこれができない社会人はただ相手の話を鵜呑みにするロボットと同じ。そんな気がしています。

多角的な思考

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もう一つはある物事に対して複数の観点から思考を巡らせること、ここでは多角的思考と呼んでいます。

Spotifyの例を再びあげると

「Spotifyは自分が好きそうな音楽をリコメンドしてくれるから好き」

Spotifyのよく使うユーザー(自分)目線:なんでSpotifyのリコメンドってこんなに好きな感覚を的確にとらえてくるのだろう?
アプリを検討しているユーザー目線:SpotifyとAppleMusic・Youtube Musicの違いってなんだろう?
画面設計者目線:なんでこのUIにしているのだろう。画面のメニューがこ表示されているのはなぜだろう
企画者目線:Spotifyユーザーの離脱率を下げるためにはどんな施策が効果的だろう
経営者目線:事業よりグロースさせるためにはどんなサービス展開をしていくべきだろう

などなど、他にも複数の人物になりきって複眼的に物事を捉える力は一人で複数人のフィードバックを得る(とまではいかないが)ことができビジネス開発のスピードが飛躍的に上がる。

前の章で説明した思考深度と、多角性をかけ合わせるとより短期間でその物事に対する解像度が上がり、それはVUCAな時代で先が読めない時代だからこそ必要とされる力になってくると思います。

どうやって鍛えるのか

1週間に1つテーマを決めて第三者の目に触れる場所へアウトプットすることを繰り返すのがもっとも良いと思います。


私の場合は、1つのテーマを決めて
①そのテーマに関連するキーワードをもとにAmazonで帰る本を数冊購入
② 本の中出てきたサービスや会社、社会的な出来事をググって調べる
③ 類似する出来事が過去の体験にあればその体験と今回のテーマの共通点を見つけて抽象化する
④ 言葉もしくは映像にして自分から吐き出す

をまずはやってみてください。ハードルが高ければ、本を1冊にしたり、②をスキップしたり。ここではまずは習慣化することが大切なので、できる範囲からやってみるといいと思います。

最後に

社会人2年目になって、どんなことを考えているのか。違和感はどこにあるのか。もしないなら、なぜ順調なのか。

ちょうど昨今の状況もあるため振り返るいい機会だと思います。
ぜひやってみては...?

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