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おだじんさんの「Warm Again」を解説、考察してみた

今回は、おだじん/小田桐仁義さんの、「Warm Again」を解説、考察してみようと思います。

基本情報


「Warm Again」は、2016年に発表された楽曲で、kouichiTVさんの、第三期EDです。ぜひ先を読む前に一度、聞いてみてください。
これを見ている人で聞いたことのない人はいないと思うけど

主な収録アルバムは、「MAPLE FADGE」「STARTER KIT」等です。

曲名の由来ですが、キャロル・キングさんの、「Home Again」をモジっただけとのことです。{おだじんとコウイチTV(2014~2020) - YouTubeより}

「Warm Again」ほど軽快な曲調ではないですが、ピアノの温かみのある感じは、少し似てるといえるでしょう。ぜひこちらも聞いてみてください。

曲調・歌詞

イントロは、明るいエレピの軽快なサウンドとともに始まります。ここのポイントは、「ふぁーふぁーふぁーふぁー」という、おだじんさんと思われる声が聞こえるところです。

そして、Aメロが始まり、ボーカルが歌いだすと左からギターの音が聞こえはじめます。

”曇る空を見てる小雪を避け” ”冷めた指を重ね外に出たら”

作詞作曲:小田桐仁義, 2016年 小田桐仁義の「Warm Again」からの引用

ここの詩を見たらわかるように、冬の情景を描いているようです。
また、登場人物は二人で、家で暖まりくつろいでいる情景が浮かびます

この曲や、「Filmy Eyes」は、ほかの曲に比べて、ボーカルが少しこもっている感じがします。でも曲調にあっていてそれがいいんですけどね。


そしてサビでは、クラップ音も入ってきて、より軽快なリズムになります。
ボーカルの高音も美しいですね。

"冷めきった心まで 錆びれた手さえ
暖め直すのだ この闇飛び超えて"

作詞作曲:小田桐仁義, 2016年 小田桐仁義の「Warm Again」からの引用

ここで、「Warm Again」の曲名通り、”温め直す”という表現が出てきます。

そしてエレキギターの間奏が入り、同じ調子で二番も始まります。

”ゆく季節 くる季節 君思うたび
超えた夏の日の 陽炎淡く
この冬に溶けてく”

作詞作曲:小田桐仁義, 2016年 小田桐仁義の「Warm Again」からの引用

二番のサビでは、主人公が過去を振り、「君」を思っている情景が浮かびます。一番より儚さや切なさが感じられるのが、二番の特徴です。

一番と二番では、あまり曲調の変化はないでしょう。


そしてCメロ。MVでは谷くんがメッタ刺しにされるところですね。
ここはMVでは聞き取りづらいので別で聞いてみてください。

”見渡せばいつだって
幸せと理不尽の隣り合わせ
確かなのは僕らがいて
超えた季節がこの目にあること”

作詞作曲:小田桐仁義, 2016年 小田桐仁義の「Warm Again」からの引用

”幸せと理不尽” つまり、人生は山あり谷ありということを再確認し、主人公が、いま目の前にある「確かなこと」に気づいたということがわかります。

まとめ

おだじんさんの楽曲「Warm Again」について、解説、考察しました。

この楽曲では、一番では現在の情景を描き、二番では少し過去を振り返る表現をし、Cメロで「確かなこと」を再確認し、一番の「確かなこと」である現在のことを描いている。
という構成になっているのではないかと思いました。

この記事をみて、今まで気づかなかった、「Warm Again」の魅力に気づけていただけたら嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。



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