堅物サカモッチャン

約20年半導体業界で働いた後、この間痛感した日本人の英語力の低さを改善すべく私塾を開校…

堅物サカモッチャン

約20年半導体業界で働いた後、この間痛感した日本人の英語力の低さを改善すべく私塾を開校。半導体を通して見える国際関係、地政学及び海外の業界ニュースを翻訳して発信しています。現在、自らもレベルアップを図る為に通訳者養成コースに在籍中。

最近の記事

AMD、Nvidiaを捕らえられるか?

📱The Semiconductor News Bulletin💻 AI向けのGPUsと言えばNvidia社で、 市場の9割以上を占めているが、 第2位のAMDも着々とその背後に迫っている。 GPUはAIの中で様々な作業を同時に進行させる。 ゲーム機向けの大量の情報を処理する能力は、 OpenAI社のGPT-4の様な大規模言語モデルにも転用されているが、それのみならず大量の情報からのAI推論にも期待が寄せられている。 これこそがAMD社の強みであり、 顧客が求める市場内

    • 株式市場 2024年の有望銘柄① ~続くAIブーム~

      Microsoft Nvidia Alphabet(Google) Microsoft社はOpenAIとの提携で大きく躍進。 第4期に入っているAI開発で、Nvidia社製のGPUは欠かせない存在になっており、2023年に株価は238%上昇している。 Alphabet社(Google)はここ4年で1千億をAIを含む研究開発に既に投じており、その成果が期待されている。 FORTUNE DEC2023/JAN 2024

      • 【決定的瞬間:AIが人類を超える】 ~その鍵を握る男 Sam Altman~

        「それは今後4、5年でやって来るだろう。」と彼は言う。 米TIME誌は2023年の経済界の”顔”として ChatGPTを生み出した OpenAI社のCEO、 サム・アルトマン 氏を選出した。 彼はこの年を「多くの人が初めてAIと向き合い始めた年」と語っている。 天才技術者にして人心掌握に長けた権力志向が強い政治家。 核融合と優れたAIがあれば、人類はより豊かで平等な生活を送れる。 その力は株主ではなく人類全体の為に使われるべきで、利益追求型企業にAIを独占させるて

        • 半導体産業の負の側面(FORTUNE February/March 2024)

          巨大な半導体工場は半導体需要を満たすのみならず、非常に多くの職を生み出している。 が、それと同時に負の側面も持ち合わせている。 その一つが環境への悪影響である。膨大な量の水と電力を消費し、 化学物質を大気に排出する為、環境破壊が懸念されているのである。  アメリカ国内でも工場建設が続いているが、その一つの要因が、半導体産業を経済活性化の主軸に置くバイデン大統領によって2022年に施行された”the CHIPS and Science Act” である。 Intel、TSM

        AMD、Nvidiaを捕らえられるか?