言葉の扱いが上達すると、身近なうまい話や優しい言葉かけ、知らない人の金言に反応しにくくなる。 求めるのは現実的なこと。自分1人の中でも思うことを正確に書こうとすれば、大袈裟な言葉選びや逆説的な話は必要としなくなっていく。始めはそれでも構わないのだけれど、いつかは成長を。

kindleで電子書籍を読む事が多い。私はお金を支払っているけれど、これは『永年レンタル』。『あなたに永久的にレンタルする権利を与えます。』という事。企業が潰れたり、何らかの都合でサービス終了など、それ次第で新たに読めなくなる可能性がいつでも起こり得る。現物の購入とは違うのだ。

私が知る限り、『悩まないこと』への答えは結局、『やるか、やらないか、それだけ！』に収まってしまう。 それはそうなのだろうけれど、それでは人としての気持ちの複雑さや振り幅の解釈に、狭さを生むのではないか？ それとも、それなりに違う世界が見える様になるのだろうか？

私自身は最終的に死ぬことを選ぶために悩むわけではない。 悩みはいつも簡単には答えが出ないこともある。 だけれど何かをしながら、いつか自分の中で死ぬこと以外の落とし所が見つかるのを、気長に待っている。

相対的、客観的に見て誤解されたり、変わっている事を嗤われることが少なくない。そう見る相手が家族だろうとも。 けれど、自分だけ、自身がそういう人間性ではない事を知っていれば、それでも割と充分なのではないか？ 最近はそんなことを考える様になった。

職場に身を置いて、これまで通りの自分のままでは良くないことを実感する。自分に揺さぶりをかける様に辛さを伴って、気付きを得られる。息苦しくなっている。 悪くいえば、これまで課題にぶつかる事を避け続けて来た結果。狭い了見で人を責め続けて来たツケを、今頃になってどうするかで悩んでいる。

恋愛することと、結婚することに関する『愛』について考えていた。といっても、ロマンティックなものではなく。 『性愛』と『情愛』と２つあるとして、恋愛で性愛が優位だと、その人の加齢後も自分は愛せるのか？という事が頭に浮かんだ。 結婚後を考えると、情愛優位の方が大事になってきそう。

帰れたら

昔好きだった場所にまた来ていた。 桜が散り始めた春になっても、まだ朝晩は少し肌寒い。自転車にまたがって向かった。 そこにはかつての私にとっての安心感があった。 音楽を聴いて少し離れた桜林を眺めながら、ぼーっとしていた。その間、音楽も桜も特別認識していなかった。 人気（ひとけ）が無くて好きだったあの場所も、今では裏には老人ホームが出来て少し明るく、一人きりの気分にもなりづらくなっている。 あの頃、いる間数時間は使っていたワイヤレスヘッドホンも、今ではすっかりフル充電した

少し前、遠戚の訃報を聞いた。幼い頃の思い出しかなかった私も、近況は聞いていた。心身の健康を失い、長く入院されていたらしかったこと。誰も会いに行きたがらないこと。いつか『顔を出そう』と言った私に、より近い人は苦い顔をしていた。健康を損なうと、近しくてもそうなるものなのだと知った。

嘘も本当も入り混じったネットの世界だけれど、現実で持った辛い気持ちをキーワード検索してみると、他人が書いた、自分と似た様な思いに触れることがある。そういうときにはネットがあったことでホッとできる。 勿論何処の誰だか知らないし、内容の責任も曖昧だけれど、救われることもある。

失恋。そのダメージはゆったりと進む。私の場合、心に急かしても、何かで働きかけても、その様な努力とは関係なく、時期を抜けるまでは辛さが続く。『時間が薬』とは良く言ったもの。 ただ、抜けるまでの間に、その失恋からどれだけ学べるかの質や量は、辛さと向き合えるかどうかで変えられる。

社会人になった。自由に関わっていて、ストレスになる人もちらほら。改めて考えた。 『私にとって嫌な人って、どんな人？』 『例えば、どこかが支給する支援金を『お小遣いが貰えてラッキー！』ぐらいにしか考えられない人。』 ただ、どう使おうと自由だし、自分で稼げている人はこの限りではない。