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新入社員にアドバイスを求められたら・・・

先週から、慣れないスーツを身にまとった新入社員であろう人たちの姿を街中で頻繁に目にするようになりましたね。

僕が働いてる会社は、毎年新入社員を採用するような会社ではありませんので、普段その世代の人たちと接する機会は極めて限られています。

もし、今の僕が彼らに仕事に関するアドバイスを求められたら、どんな言葉をかけるだろう?と考えてみました。

僕は働き始めて、早13年目になります。

今の僕が彼らに伝えるとしたら、きっと気持ちよく働く秘訣を話すことでしょう。

それは、何より一緒に働く人たち、そして関わるお客様を好きになろうとすることです。

一緒に働く人たちが好きならば、少しでも役に立てるように自発的に考えて動けますし、難易度の高い仕事にも周囲の助けを借りながら、挫けずに立ち向かえます。

好きなお客様からであれば、多少理不尽な事態が発生しても受け入れて、解決するために前進できます。

突発的な依頼であっても、何とかしてあげたいと思って、行動できます。

これが、普段からよい感情を抱いていないお客様から同じことをされると、湧き上がってくる気持ちは怒りや苛立ちになります。

だから、対応の丁寧さや早さにどうしても差が出てしまいます。

こんなことを口にすると、『それは君がまだまだ未熟なんだよ。本当のプロフェッショナルっていうのは、そんな感情を抜きにして、どんなお客様に対しても、誠意をもって、速やかに対応できる人なんだよ。』なんて先輩方から諭されそうですね。

確かにその意見はごもっともなのかもしれませんが、35歳の僕は相手に対する好き嫌いで対応に差がでてしまうのですから、どうしようもありません。

人間なんて、所詮そんなものじゃないでしょうか。

だから、仕事に関する礼儀や知識を覚えることが大事なのは当然として、一緒に働く人、関わるお客様を好きになろうとすることから始めたらよいんじゃないと伝えます。

結局、働くことは困っている誰かを助けることだし、その誰かが自分の好きな人だったら、自ずと解決するために全力を注ぐはずですから。

どうしても、一緒に働く人たちや関わるお客様を好きになれないなら、またアドバイスを求めに来てください。

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