見出し画像

俺がシン・エヴァンゲリオンを楽しみにしているわけ

あんたは、今たのしみにしている映画ってあるかい?

まあ、俺としては2020/06に公開が決まったシン・エヴァンゲリオン:||だな。

もはや読むことすら出来ないこのタイトル。コピペするしかないこのタイトル。

もぉ、なんつーんだろう?多分こんなに期待したら裏切られるんじゃないかレベルで期待している。

今回は、なんとなくエヴァンゲリオンという作品についてグダグダ語ってみる回だ。

まあ、ちょっと付き合ってくれよな。

エヴァンゲリオンという中学生日記

最初にエヴァンゲリオンという作品が夜に出たのは1995年。

今年の新人君が生まれた年が1994年だから、なるほど、人が生まれて社会人になるくらいの年月が経っている作品ってことになる。

それほど長い年月愛し続けられたこの作品。何が俺たちをこれほどに捉えているんだろう?

宇宙戦艦ヤマトは、アニメーションという表現方法を大人が楽しめる形にした最初の作品だと言われている。

賛否両論があるものの、そのリメイク作品は今も宇宙戦艦ヤマトというコンテンツが愛され続けていることの証拠としてこの世に出てきたんじゃないかとも思う。

ガンダムは積極的ではない主人公が戦争に巻き込まれるという描写をアニメーションに持ち込んだ。

その戦争のリアルさに人々は徐々に魅了され、今現在も新しい作品が生み出され続けている。
閃光のハサウェイはものすごく期待だ。

そしてエヴァンゲリオン。

ものすごく気弱な少年。
ものすごく特殊な状況。
ものすごく怖い親父さん。

全てが極端なこの世界観に俺たちは魅了された。

でもその物語が描き出しているのは、大人たちのもがき苦しむ様という額縁に飾られた等身大の中学生だ。

突然、疎遠になっていた父親から呼び出され、家族の絆のようなものを再確認できるかもしれないという淡い期待をいだきながら第3新東京市に赴く碇シンジ。

突然、巨大人形兵器にのって戦えと言われて「そんなこと出来るわけないじゃないか」と拒絶するも、目の前の傷だらけの女の子に対して男としての自分を再認識してしまう碇シンジ。

全ての突然がことごとく俺たちのハートをわしづかみにしていったよな。

結局はこの碇シンジという中学生の心の有り様に俺たちは俺たちの中学生だったころの心情を重ね合わせているんじゃないだろうか?

自分が予想できない出来事に対して誰もが抱いていた心情。
それを碇シンジの心情に重ね合わせているってわけだ。

そう、エヴァンゲリオンは中学生日記だったってことだ。

シン・エヴァンゲリオンという挑戦

ところがTV版のエヴァンゲリオンは諸処の事情によって作品としての完成に至らなかった。

その体たらくは当時の俺たちを痛く失望させたものだ。

なんつっても起承転結の「きしょうてんけ」まで描いておきながら「つ」が描かれないという状態だったわけだからな。

後にも先にもそんな作品はエヴァンゲリオンだけだった気がする。
※それから後、意図的に劇場版に誘導されるテレビアニメはあったかもしれないけどね。

そして、結果的に物語の完結は劇場版という形で締めくくられた。

今もあの「キモチワルイ」という最後のアスカのセリフは耳を離れないほどのインパクトを俺たちに残していると思うんだよね。

かくして、エヴァンゲリオンという物語は完結した。

そして、その完結した物語を自ら違う物語に変えようとしている庵野監督。

それがシン・エヴァンゲリオンというわけだ。

シン・エヴァンゲリオンは2007年からの作品だから、あしかけ13年でようやく完結するというなんとも息の長い作品だ。

そんな長期間をかけて物語を描くことが出来たのも、ひとえにこのエヴァンゲリオンという作品に注がれている全てのファンの愛情に支えられてのことなんだよな。

もうちょっと言えば、広告のありようをこのエヴァンゲリオンという作品は変えていったような気もする。

これほど多岐にわたる分野とコラボレーションした作品ってのもエヴァンゲリオンが最初なんじゃないだろうか?

パチンコやゲームとのコラボレーションはもとより、日用雑貨、食料品、衣料品など俺たちの生活の中にエヴァンゲリオンは驚くほど自然に取り込まれている。

最初のエヴァンゲリオンのインパクトがあったからこそ、この広告が成立したという側面もあるだろうが、こんなに多岐にわたる広告を仕掛けるということは前例を見ない挑戦だったはずだ。

そして、そんな状況をも利用して成り立つ作品。それがシン・エヴァンゲリオンというわけだ。

この足掛け13年、最初のエヴァンゲリオンから数えれば25年という四半世紀もの時をかけて描かれている作品の最終章。

それが2020年06月に公開されるというわけだ。

もぉワクテカが止まらないというやつだ。

すまんね。今回は学びもへったくれもない俺のただの期待を書いただけになっちまったが、それだけ俺はシン・エヴァンゲリオンに期待をしている。

なあ、あんたはどうだい?

なんか、楽しみにしている作品はあるかい?

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?