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コミュニケーションと物語

あんたはコミュニケーションが得意かい?

こういっちゃなんだが、オッサンともなると仕事の上でのコミュニケーションってやつについては経験値が積み上がってきている。
なので、自分の仕事でのやり取りで困ったって記憶はここ最近ではあんまりないとは思うんだ。

会社という組織の中で働いている場合は特にそうだと思うんだが、仕事でのコミュニケーションってやつは自分の周りの環境が自然に自分に促してもらえるって要素がデカイ気がするんだよな。

逆に俺たちオッサンはプライベートでのコミュニケーションの機会については意識しないと絶対に持てない。
下手をすると家族以外と年単位でプライベートで会話してないなんてこともあり得るもんな。

なので、大抵の場合はこのプライベートでのコミュニケーションってやつについてオッサンになろうとも経験値は積み上がっていないってのが普通なのかもしれない。
#お前だけだって思ったあんたはそっと 「スキ」だけ押しておいてくれ

今回は、コミュニケーションとその向こうにあるものについて考えてみる回だ。

まあ、コミュ障とかカテゴライズする前に、ち~っと考えてみようや。

コミュニケーションのテクニック

コミュニケーションってやつの必要性はみんなが重要だって思うことだと思うんだよな。

実際、コミュニケーションをどうとると良いって情報はネット上にあふれかえっている。

前にメンタリストダイゴさんの動画で紹介されていた、マーティーネムコさんというヒトが提唱している対面会話の3つのルールってやつを記事にしてみている。

メンタリストダイゴさんの動画では3つの内、1つだけ紹介されていたので、残り2つが気になって調べたってnoteだね。

これだけじゃなくて、You Tube大学で一世風靡中の中田敦彦さんも動画にしているくらいだ。

ただ、この動画もそうだし、対面会話の3つのルールもそうだけれども、テクニックを「使いたい」って思う動機ってなんなんだろうな?

コミュニケーションを円滑にしたいという欲求

多分、俺たちは誰でもみんなとコミュニケーションを円滑にしたいって欲求を持っていると思う。

この辺は、ヒトって言う生き物が持っている大前提が関係してくるもんだと思うんだよな。

つまり、ヒトは社会を形成しないと生きていけない生き物ってことだ。

このあたりは、毎度おなじみサピエンス全史の虚構によってヒトが手に入れたものに関係してくる。

詳しくは別のnoteでも紹介している。

ざっくり言えば、ヒトは国とか宗教とかお金といった「実際には無いもの」を想像して、それを共有することで協力する力を得たってことだ。

逆に言えばヒト以外の生き物はこの協力する力ってやつを持っていない。
協力できるのは実際に言葉を交わした範囲にいるたかだか150体くらいの仲間とだけってわけだ。

で、ヒトの本質が協力にあるとすれば、その協力を円滑に引き出すためのコミュニケーションをうまくこなしたいってのは、生き物としてごく自然だと思うんだよな。

コミュニケーションの限界

ところがだ。
さっきも言ったとおりコミュニケーションによって引き出せる協力の範囲ってやつはたかだか150人くらいまで。
それ以上の協力の力を引き出すためにはコミュニケーションだけでは足りないってことになる。

では何が必要なのか?

そう「実際にはないもの」だ。

何を言ってんだって?

言葉を変えれば「あんたの夢」ってことになるのかもしれない。

ヒトは「あんたの夢」を共有した段階で協力の力を引き出すように出来ているわけだ。
だとすれば、それを共有するってことは何を差し置いてでもしたい最優先事項になると思うんだよな。

ただ、この共有ってのがまあ難しい。
何つっても「実際にはないもの」が価値あるものだってことを実感してもらわないといけないわけだからな。

そんなの無理だって?

いや、実際にヒトはそう言うものをいくらでも作ってきている。
宗教だって、国だって、お金だってそうだ。
全部「実際にはない価値あるもの」だ。

このなかを紐解いてみると、ちょっとオモロイことがわかる。

「お金」以外は物語を背景に持っているんだよな。

宗教の物語。国の物語。
他には会社の成立の物語。米作りに込める思いの物語。

俺たちは「物語」で共感するわけだ。

「お金」についてはちっと複雑っぽいから別に考えるとして、この「物語」ってのが俺たちがもってないといけない一等賞で大切なものなのかもしれないな。

なあ、あんたはどうだい?

あんたの「夢」は「物語」とともに語れるかい?

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