「新しい生活様式」にそった学校生活

あんたの家も休校で子供が在宅学習中だったりするのかい?

俺の家の学区では、どうやら分散登校ってやつが始まるみたいだ。
具体的に言うと、週に1日くらの登校から始めて、徐々に週3日登校くらいまで持っていくってやり方を取るらしい。

そうなってくると、緊急事態宣言以前の学校生活ってのは戻りようがないってことなのかもしれないよな。

何しろ「新しい生活様式」での学校生活ってやつを俺たちは想像も出来ていないってのが現状だ。

今回はアフターコロナの状態になったときの学校生活ってのがどんな風になるのかをオッサンなりに調べてみようって回だ。

子どもたちの生活がどうなっていくのか、ワリカシ気になるもんな。

文部科学省の「新しい生活様式」

まあ、兎にも角にもオフィシャルな情報がないことには考えようがないよな。

つー事でまずは文部科学省が言っているところの「新しい生活様式」への対応について調べてみた。

リンク先のPDFのタイトルは「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~」だそうだ。

まあ、いかにもお役所っぽいタイトルだけれどもちっと読み込んでみよう。

地域ごとに状況を見極めるのは教育委員会

まず俺が気になったのは学校の活動をどういう様にするのかをジャッジする組織がどこかってことだった。

上の文章によると、その組織は教育委員会ってことになっている。

臨時休業を実施する場合、教育委員会は、都道府県単位の緊急事態
措置等を前提としつつも、それぞれの生活圏がどのような感染状況にあるか
を把握
し、児童生徒の学びを保障する観点からどのような対応が可能か、必
要に応じて自治体の首長とも相談し、地域ごとにきめ細やかに対応すること
が必要です。
出典:文部科学省

あり?教育委員会って都道府県単位に設置されているんじゃなかったっけ?

ちっと調べてみたら、東京都の場合、東京都の教育委員会ってのはあって、それとは別に市区町村の教育委員会ってのがあるらしい。
え~じゃあ、実際に休校にするかどうかってのは、どっちが判断するんだよ。
上の文脈からすると市区町村の教育委員会ってことになるんだろうな。
わかりにくいなぁ。

アフターコロナ「レベル1」で求められる状態

文部科学省の文章によれば、コロナウイルス沈静化後のアフターコロナの状態をレベル1という分類で表現している。

その状態で求められている「新しい生活様式」はこんな風に表現されていた。

画像1

出典:文部科学省

1mくらいの間隔をとりつつ十分な感染対策を行った上で各教科活動、部活動を実施するってことらしい。
なんだ?十分な感染対策って。

ざっと読んでみたけれど、この文章の中には「十分な感染対策」ってのが定義はされていなかった。
それは「専門家の判断に委ねる」って感じなのか。ううむ、責任逃れ感を感じてしまうけれど、まあ、それは仕方ないんだろう。ぐむぅ。

現実的に教室で生徒同士の間隔を1m開けるってインフラ的に不可能だと思うんだけれど、どうなんだろう?

教室の広さってのは「鉄筋コンクリート造校舎の標準設計」ってやつがあって、それによると7m×9mってのが標準らしい。

そうなってくると、ざっくり机と椅子を置く面積が1m×1mだったとすると、生徒が教室に座っていられる場所って実態としては7m×7mくらいだと思うから、1つの教室に4×4=16人しか入れないことになるよな。

いやいやいや、今1クラス少なくなったとは言え、34人はいるんだぞ。
半分入れないじゃん!

ってなると教室を倍にする必要があるけれど、そんなンどうやるんだよ!
世田谷区なんて小学校だけで61もあるんだぞ。
教室の問題もあるけれど、先生の数が足らなくなるじゃんか!

ってなると、現実的には分散登校って話になるわけだけれども、それがレベル1の「日常」になるって、マジかそれ!

在宅勤務をしているのが普通の働き方になったとしたって、子供の勉強を見ながら仕事するって並大抵のことでは出来ないんだぞ。

こうなってくると、子供の教育格差ってのが親の働き方に依存するってわけのわからない状態になってくるってことだ。

大丈夫なのか?日本の生産性って思うよな。

残念ながら、この教室面積問題に対する具体的な対策は文部科学省の文章に記載されていなかった。

だとすれば、俺たちはどうやって子供の教育とその先にある子どもの未来を守っていけばいいのか?

なあ、あんたはどう思う?

子どもたちの未来を俺たちはどうやったら守れるんだと思う?

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