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エネルギーという面でれいわ新選組を眺めてみる

あんたは政治のことを眺めている時に、自分の意見ってのを伝える覚悟ってやつを考えることがあるかい?

俺の政治系の発信を眺めてくれているあんたなら、俺の意見がれいわ新選組の意見に近いって思ってくれるヒトも多いと思う。

実際、財源についての考え方だとか、現状の経済情勢についての行動方針とかは結構な部分で一致していると思うんだよね。

財源としては税金ではなくて国債発行による通貨発行だって言う彼の党の主張については俺個人としては全く異論がない。
100%同意出来ると思う。

それでも、れいわ新選組という組織の主張で理解できていない部分は普通にある。

今回はれいわ新選組の主張の中で納得できていないところを言語化していってみようって回だ。

ちっと批判めいた表現が出てきちまうかもしれないけれど、何が正解になるのかってのを言葉にしていってみようぜ。

未来への展望を持つためのもの

そもそも、俺たちが未来は明るいって言うために必要なものって何かってことからだよな。

つまり、息子が大人になる10年後くらいの世界に対して「大丈夫、お前の未来は明るい」と言い切れるために必要なものはなにかって話だ。

ぶっちゃけ、今の日本の状況は結構エグい。

実に経済的な困窮っぷりはひどいことになっているし、シンプルに未来に展望が持てない若者が絶望により引き起こす犯罪ってのも目につく用になってきている気がする。

だからまずは経済的なテコ入れをすることで、日本を未来に向かって活動できるようにする。

その認識においてはれいわ新選組の意見と相違はない。

れいわ新選組の意見と異なるところ

でもさ、今の生活の基盤となっている経済要素について決定的にれいわ新選組の主張と異なる部分がある。

エネルギー政策だ。

いや、細く言っていけば沖縄県知事選挙でなんで「日米の政府から沖縄を取り戻す」とか言っちゃうヒトを支持してんのよとかあるけれどさ。

そこよりか、エネルギーの話ってのは日本全国に満遍なく影響を及ぼす話だと思うからね。

れいわ新選組の方針としては原子力発電所を否定するってのが基本方針だと思う。
確かに原子力発電って技術については結構危ういところがあるのは俺もそう思う。

原子力発電の危うさ

何しろ原子力発電所ってのは発電をすれば処理に困る核廃棄物を作り出し続けてしまうし、発電しなくても施設の維持のために莫大な電力を必要とする。
施設の老朽化だって普通に進むから維持メンテにもコストがかかる。
しかも戦争になったらそこを攻撃するだけで、核攻撃と同じ効果を持つから変な意味で行けば対立する国に核抑止力を献上してしまっているような側面があることをここ最近の戦争のニュースで俺たちは嫌というほど思い知らされているよな。

そして、俺たちにとって決定的なのは、3.11でのあの悲劇だ。

あの福島原発事故ってのは原子力に対する多くのヒトの考え方をひっくり返すのに十分な事故だったと思うんだ。

原子力発電の代替手段

その上で、3.11の福島原発事故の原因って何かって考えてみる。
あの事故の原因って「津波による原子力コントロールのための電源喪失」だったという話なんだよな。

厳密には原子炉のコントロールが地震によって喪失したんじゃなくて、電源が問題だったってわけだ。

いや、原子炉コントロールそのものが難しいし、どこまでヒトがコントロール出来るのかってのはあると思うよ。

でも3.11の直接的な原因はあくまで原子炉を冷却するための電源を提供できなくなる事態を想定できていなかったってことじゃんか。

で、今の状況を見る。
エネルギーの価格高騰によって明らかに日本の経済はダメージを受けている。

その状況を見た上で原子力発電のリスクを負えないというなら、れいわ新選組は何を持って今の状況をコントロールしようとしているのか?

自然エネルギー?
現時点では原子力発電ほどの安定電源として活用することは技術的に出来ない。
太陽光発電は曇るだけで発電効率が下がってしまうから安定電源としての運用は出来ないし、地熱発電は現時点では地域との調整やそもそもの掘削技術の不足からまともに運用できない。

火力発電?
それこそ、エネルギー高騰に対する対応方法が日本では確立できていない。
それに加えてCO2削減目標という世界的な枠組みに対してどう対処していくのかが想像できない。

なあ、あんたはどう思う?

れいわ新選組だけじゃない。
自民党を始めとする各政党から、あんたの納得できるエネルギー政策ってのを感じられているかい?

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