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物語と楽曲

あんたにもスキな音楽ってのがあるかい?

俺のケースに限定すると、結構な頻度で音楽がそれにまつわる物語とリンクしていることが多いわけよ。

アニメの曲だったり、ドラマの曲だったり、映画の曲だったり。

どんだけその物語を心に届けてくれるのかってのが結構デカイ要素だと思ったりする。

純粋に楽曲だけで引き込まれるものも普通にある。
サザンオールスターズとかなんであんなに繰り返し聞けるんだろう?

とは言えだ。
やっぱり物語と歌のコネクションってのは俺たちを惹き付けてやまない要素だとは思うわけよ。

今回は物語と歌の関係について考えて見る回だ。

ちっと、音楽の力ってやつを思い返してみようぜ。

Ramblingという曲

進撃の巨人のオープニングとして「Ramnbling」という曲があった。

実際、めちゃくちゃ作品の物語にリンクされた内容の歌詞なわけだけれども、俺個人としては歌詞の内容よりも歌いかたに込められた感情の方が心に刺さった。

なんつーんだ。
進撃の巨人の最後まで読んでいる俺としてはエレンの感情が声に込められまくっているって感じたんだよね。

配信されている物語のオープニングサイズでもそれは感じられるけれど、フルサイズの方になってくると、より顕著にその感覚が刺激される気がするんだ。

ぶっちゃけ、エレンくらいの究極の状況に追い込まれたことなんてありはしないので、エレンの感情をリアルに想像することなんて出来はしないとは思う。

たださ。
その感情が「あり得る」って思うことは出来るじゃんか。

そのあり得ると思える感情がのって来るわけよ。
歌声に。
ドラムに。
ギターに。
メロディーに!

この曲は全編が英語で歌い上げられているから、俺みたいな英語が堪能とは言えないヒトにとっては歌詞が直接訴えかけてくる情報量ってのは結構少ないと思うんだよ。

それでも、間違いなく俺はあの曲の中にエレンを感じていると思うんだ。

スタウォーズの曲

実際のところ、俺は結構歌詞ってのを気にするタイプだとは思うんだよ。

なのでRamnblingも結構歌詞を読み込んで楽しんでいた部分はあると思う。

でも、歌詞が全く無い楽曲でも忘れられないほどのインパクトを残しているものってあるじゃんか。

スターウォーズのオープニングだったり帝国軍のテーマなんてまさにそれだと思うんだよ。

ぱ~ぱぱぱ~ぱらてぃらとらぷらぴらとらくらってフレーズはあんたも思い起こすことができるだろ?
#分かれ
#オープニングのやつ

あのフレーズから俺たちが思い起こすことが出来るものってさ。
よく考えて見るとスターウォーズの物語とはちっと違うものな気がしないか?

ぶっちゃけ、スターウォーズって作品の物語の骨子ってどこになるの?って
問われたときに、「世代の意思の相続」ってなると思ったりするんだ。

アナキン・スカイウォーカーからルーク・スカイウォーカーへ。
ルーク・スカイウォーカーからレイ・スカイウォーカーへ。

ここで言う、意思ってのは必ずしも同じベクトルのものじゃない。
アナキンもルークもレイも考えていることって全然違うと表現されていると思うしね。

でも「誰かを救いたい」という思いだけはなぜだかわからないけれど、引き継がれていった気がする。

その思いってのがさ。
あのオープニングに込められていると思うのは俺だけか?

あの、荘厳な曲の立ち上がりには強い意思を感じるし、オープニングの終わりの変調は「意思を共有することの危うさ」を感じさせている気もするわけよ。

実際、アナキンが感じてきたことをルークがそのまま受け取っているとは思えないし、ルークの思いをレイが受け取りきっていないのもそうだと思う。

そらそうだ。違う人格なんだから。

そのヒトがヒトになにかを伝承することの難しさと、同時に伝承することの大切さみたいなものがあのオープニングから感じ取れるって思うんだよな。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちが星の数ほどの物語を演出する楽曲をどうやって噛み砕いていけば物語を堪能しきれるんだろうな?

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