共にあるための魅力

あんたの周りにも魅力的なヒトっているかい?

ニューノーマルな世界観になっても、ヒトの魅力ってのは色んな場面で感じることが出来ると思うんだよ。

その魅力は仕事仲間から感じられる誠実さだったり、SNSを通じて感じられる精力的な誰かの活動だったりする。

そんな魅力的なヒトがいるのは間違いないんだけれども、俺自身が何に対してそのヒトの魅力を感じているのかって問われると、結構言葉に詰まってしまう気がするんだよ。

今回はヒトの魅力ってやつについて考えてみる回だ。

改めて自分がなりたい人物像ってやつについて考えてみようぜ。

少子化が進む背景

前に、少子化って現象について考えてみたことがあった。

このときにこんなふうに書いた。

出産ってのは女性にとって命がけの大仕事だ。
だとすれば、できるだけ出産という行為の回数を減らすって選択はすごく自然な話なんだよな。

つまり子どもがほしいという思いが女性にあったとしても、それは命をかけたリスクを伴うことだから、少子化は必然的に進むって話だね。

そして、そこにはもう一つの要素があると思うんだ。
誰かと一緒に家族になりたいって言う思い。
つまり、結婚という儀式に対する思いってやつだ。

結婚ってのはヒトという生き物の力の根源である「虚構」の一つだよな。
結婚したからと言って、結婚した二人にはなんら物理的な変化は無い。
ただ、婚姻届が公的に届けられて「あなたたちは夫婦ですよ」って情報が生じたって状態が結婚なわけだしね。

この結婚したという情報に基づいて、社会的に様々な権利と義務が生じる。
この権利と義務も「虚構」なんだけれどね。
それでもその権利と義務には巨大な意味がもたらされている。
正にヒトという生き物が社会という力を手に入れるための最小単位である家族ってものを定義するものだからな。

そこではたと考える。

女性にとっては出産という命をかけたリスクが生じるかも知れない結婚。
男性にとっては自分以外の命を危険に晒すかも知れない責任を背負う結婚。

なんでヒトはそんなリスクを背負ってまで結婚という虚構を手にしたいと願うのか?

幸せになりたいというエゴ

そう言うふうに結婚というリスクを考えると、結婚したくないって思うヒトが増えても不思議じゃない。
現実として、今は生涯独身ってヒトも増えているって話も聞く。

そう言うヒトが不幸かって言えば、そんなこと無いって普通に思うしね。
それと同時に結婚しているヒトが不幸とも思わない。
メチャクチャでっかい責任を背負う事になろうとも、家族が与えてくれる幸せってのもあるからね。

そう、結婚しようがしまいが、そのヒトにとっては自らが幸せであることが一番重要ってわけだ。

ところが、この幸せってのが曲者だ。
何しろ、自分一人ではこの幸せってのを堪能することが難しいからね。

ちょっと想像が難しいけれども、資金的に問題なく暮らせるだけの財力を持った上で誰とも関わりを持たずにヒトは幸せを感じられるのかって考えてみる。

きっとそれって無理だ。
俺たちは誰かと大笑いしたり、愚痴をこぼしあったり、感動したりしたいんだよ。

誰かとともにある。
それが結婚って形になるかならないかの違いはあるかもだけれども、誰かと過ごしたいってのはヒトって生き物の本能みたいなところがあるようにも思うわけだ。

結婚という状態をヒトが望むのは、そう言う誰かと過ごすってことを社会に受け入れてほしいって意味もあるのかも知れないな。

共にある幸せに求められるもの

ではその誰かと共に有りたいという本能に従って、皆が皆、共にあることがありえるか?

そりゃ無理だ。
俺にもあんたにも「合うやつ」「合わないやつ」ってのが確実にいるじゃんか?

この合う合わないってのはメチャクチャ個人差がでる要素だとは思う。
でもさ、少なくとも自分にとって魅力的なヒトってのは確実にいるじゃんか?

この魅力ってのが幸せへ通じる道への最大の関門なのかもな。

魅力を感じなければそのヒトと語り合って幸せを感じる事もできないし、魅力を感じてもらえなければ、語り合うことすら出来ない。

ところがこの魅力ってものの正体について、俺たちはびっくりするくらいに言葉にすることが出来ない。

イケメンだとか美女だとかの指し示す容姿ですら、ヒトによって千差万別。
それが行動や性格なんてなったら、その実態を誰かと共有できるのかすら疑問だもんな。

でもその魅力ってのが何者かってのを言葉にすることは意味がある。

なぜって?
自分が目指す姿がそこにあるはずだからだ。

自分が魅力を感じるヒトの魅力を言葉にすることで、自分がその魅力に向けてどうすれば近づけるのかってことを考えることが出来るようになると思うんだよ。

きっとその言葉ってヒトによってバラバラだし、なんなら今年に紡ぎ出した言葉と去年紡ぎ出した言葉でも違うと思う。

だからこそ、その魅力を記録していくことに意味が出てくる様な気がするんだよな。

なあ、あんたはどう思う?

あんたにとっての魅力ってなんだい?

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