複業時代のニーズとお金
あんたもお金。大事だよな。
まあ、オッサンなんてやっていると何かとものが必要になる。
独身時代は自分の食うもの住むとこ着るものが最低限揃っていれば、あとは好きなように出来たが、結婚しちまえば、相手を含めた自分の将来なんてものに目を向けなきゃならない。
子供が出来れば、更にその傾向は強くなる。子供は自分たち家族の未来の象徴そのものだ。
そのために十分な教育の機会を与えて、様々な経験をさせていかなきゃならない。
そうなると必要になってくるのが先立つものってやつだ。
将来に備えて貯蓄をしていかなきゃならなくなる。
だが、ちっとまてよ?
必要なのは貯蓄なのか?
今回はお金のことをちっとだけ考えて見る話だ。
時代は複業時代
時代は今、複業時代だ。
一つの仕事、一つの技術だけで生き残っていくのは今後もどんどん難しくなっていくだろう。
なぜかって?
それは、インターネットの出現によってニーズが多様化してしまい、提供されるサービスもそれに合わせてどんどんニッチになっていかざるを得ないからだ。
そのあたりは、他の回のnoteでも書いてみたから、合わせて読んでみてくれよな。
では、そのような多様なニーズに答えていくためにはどういう必要が出てくるのか?
大量生産による生産性の向上は、少品種大量生産の時代でしか実現できない。多品種少量生産の今は、ものすごく細かい単位でPDCAを回しながらサービス提供するしかない。
これを大企業でやろうとすると、大量の試作品を市場に投入しながら、当たりを引くことが出来た商品に選択と集中でモノ・カネ・ヒトを割り当てていく形になる。
ただ、これは本当の大企業でなければ選択できない戦略だし、そもそもハズレが多くなると、どんな大企業でも疲弊し、淘汰されてしまう。
それが出来ない中小では、自分たちのスキルを最大限に活かせる市場を探すことになる。
それでも組織で動いている以上は、選択と集中のための意思決定にコストがかかる。
そこで、究極の意思決定の簡略化。すなわちスモールビジネス・ひとりビジネスの登場となるわけだ。
複業による個人単位でのスモールビジネスへのトライアンドエラー
当然ながら、一人でビジネスをしているのであれば、その意思決定には自分しかかかわらない。
やるにせよやらないにせよ、その意思決定には自分の時間だけを使うだけですむ。
複数の人の意思をまとめるのは、あんたが想像するよりも多くのコストがかかるもんだ。そのコストをカットできるというスモールビジネスの意味は大きい。
ただ、当然ながら俺たちもそんなに失敗できるほどの体力なんて持ち合わせていない。
ではどうするのか?
軸となる仕事を据えておきながら、その体力(=お金)を使ってスモールビジネスを仕掛けるわけだ。
当然そのお金は経費になるわけだから、税制面でもメリットはある。
人生は有限だ。
できるだけ効率的に命の時間を使っていく必要がある。
そのためにはできるだけ多くの小さな失敗を経験することは大切なことだと思わないか?
スモールビジネスにおけるニーズの捉え方
ニーズはどこにあるんだろう?
インターネットの登場により、ニーズが細分化され続けている現代。俺たちはその大量の種類のニーズに対してアプローチする方法があるのだろうか?
まず、あんたがやるべきはあんたが出来ることに肩書をつけるってことだ。
例えば、俺はシステムエンジニアだが、システムエンジニアって職業に対して世の中の多くの人が「パソコン得意なんでしょ?」ってイメージがあることを知っている。
実際には全てのメーカーのパソコンを比較して整理しているわけじゃないから、おすすめのパソコンって言っても、自分の経験の中で選択しているッテ意味では一般の他の職業の人々と同じわけだ。
だが、この「パソコン選び」というニーズに対して、システムエンジニアという職業についている人間のスキルは「期待」されているということはおそらく事実だ。
じゃあ、このニーズに名前をつけてしまう。
「現役エンジニアが選ぶパソコン」とかな。
な?ただのパソコンより「現役エンジニアが選ぶパソコン」のほうが良さげだろ?
こんなふうに名前ってのは、自分が世の中のニーズに働きかける事ができるものを具体的にあんたの中に作り上げてくれるっていう効果があるわけだ。
まとめ
俺たちの時間は有限だ。
俺たちの時間を有効に使うために必要なもの。それがお金だ。
お金を使って学び、お金を使って人とつながり、お金を使って商品を仕入れ、お金を使って商品を売る。
これをすることで、あんたの時間はその密度をどんどん上げていくことになる。
だが、俺たちが受けてきた教育では、全く逆の動きが良いものとされてきた。
すなわち、自分の時間を使ってお金を増やせと。
雇われて生きるというのは、自分の時間を切り売りしてそのかわりにお金を得るということだ。
つまり俺たち雇われサラリーマンは自分の命を削って給料をもらっているということを早く自覚したほうが良い。
雇われるのが悪いってわけじゃない。問題はそこで得たお金を自分の時間の効率化のために使えないってことなんだ。
自分の時間を有効にするためには、自分の今現在のニーズをしっかりと形にすることが大切だ。
あんたの持っているものに名前をつけよう。
そして、その名前に投資していこう。
あんたは何者だい?
あんたの命は何に使うんだい?
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