危険なひみつ道具
あんたもガキンチョの頃から楽しんでいたアニメってのがあるかい?
まあ、俺もご多分に漏れず「ドラえもん」は楽しんでいたわけだ。
小学生の高学年にもなった息子も飽きもせず「ドラえもん」を定期的に見ている。
サブスク映像配信システム様々って感じだな。
でだよ。
最近、息子から尋ねられたわけだ。
「一番怖いひみつ道具ってなんだ?」ってさ。
もうさ、そんなこすりきった質問に対してオッサンの答えはもう出ているわけだ。
今回はそんな恐怖のひみつ道具について考えてみる回だ。
まあ、遊びよ。
オッサンの思考遊びに付き合ってくれよな。
もっとも危険なひみつ道具
でだ。
まずは危険度トップのひみつ道具からだよな。
俺の中ではダントツでバイバインだな。
ん?なに?よくわからないって?
栗まんじゅうがどんだけ増えてもたかが知れているだろって?
いやいや馬鹿言うな。
バイバインは5分ごとにものを倍にするって薬だ。
栗まんじゅうの1個の質量が100gだとして、725分後には銀河系の質量を超えるんだぞ。
そんな質量が突然その辺に出てきたら、惑星の軌道なんてあっつー間にトチ狂っちまって、なんならその暴力的な質量でブラックホール化して太陽系なんて吸い込まれちまう。
ってか、すぐさま銀河系を超える質量になるんだから宇宙全体が崩壊する危険性があるというか、宇宙の有り様を変えてしまうひみつ道具ってわけだ。
もうなんつーんだ?
家庭用の子守ロボットにそんなもん持たせるなって叫び出したいやつだ。
地球破壊爆弾も家庭用に配布すんなって話もあるけれど。
栗まんじゅうですらそうなんだから、ヒトにかけられたら何が起きるんだ?
実にえげつない物語が想像できる。
そんな宇宙規模での自殺を出来るひみつ道具が存在しているってわけだ。
怖すぎる。
ロケットで宇宙に飛ばすと言う判断
さっきも書いた通り725分後には銀河系と同等の質量になっちまうのに、宇宙に飛ばすってのは悪手中の悪手なんだよな。
じゃあ、どうすれば良かったのか?
たぶん、タイムふろしきで戻すって方法だよな。
そらそうだろ。725分とか言うめちゃくちゃ短時間で銀河レベルの質量を産み出しちまうんだから。
タイムふろしきでバイバインがたらされる前の状態にもどす一択だよな。
タイムふろしきの万能性
やっぱタイムふろしき万能だな。
ぶっちゃけ、バイバインなんぞ使わんでもタイムふろしきがあれば、制御可能な形で無限に物資を増やすことも出来る。
どうやって?
から箱を用意するじゃん。
増やしたいものをその箱に入れるじゃん。
で、そのものを箱から出すじゃん。
そしてタイムふろしきでそのものが入っていたときに戻すじゃん。
したら、あら不思議。
手元にある増やしたいものとかつて箱に入っていたものの二つが手に入れられるってわけだ。
バイバインみたいに制御不可能な増え方じゃなくものを増やすことが出来る。
しかも品質劣化しやすい食物なんかもいつだって新鮮な状況に戻すことが出来る。
さらに究極的には永遠の命だって手に入れることが出来る。
のび太が無人島に漂流して10年の時を過ごしていたって話があるんだけれど、タイムふろしきでのび太は記憶を喪失することなく小学生に戻っているんだよね。
これさ。超人ロックも真っ青な超絶技術だよな。
※超人ロックは超能力で若返りを繰り返し、少なくとも3000年は生きている
そんなタイムふろしきがだよ。
家庭用子育てロボットを経由して一般家庭に提供されている。
冷静に考えると経済活動そのもののあり方が変わってしまうような代物なんだよな。
そんな力を一般庶民が手に入れたときに、ヒトは何を始めてしまうのか?
永遠の若さ。
無限に産み出すことの出来る資源。
それを手に入れたときに、ヒトは何をもって生き甲斐ってものを感じることが出来るようになるんだろう?
そう考えると、タイムふろしきこそが究極の精神破壊道具なのかもしれないな。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちは本質的にはなんのために行動し続けていると思う?
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