買い物とお金
あんたはお金についての知識って意識することあるかい?
俺自身はそんなに詳しくお金について考えているわけじゃないと思うんだけれど、株式投資を代表とする金融商品については調べたりしながらやっているところがある。
今までの世界観なら、円安だとか円高だとかが生活に直結するって感覚ってあんまりなかったじゃんか。
でも今の世界観では、実際に円安とエネルギー価格の上昇によって生活にかかわる品物の値段が上がるってことを実感できている感じになっていると思う。
そこまででっかい話じゃないにしても、俺たちはお金の動きについて最低限どこまで知っとけば生き残れるんだろうな?
今回は俺たちの日常の買い物でのお金の動きについて整理してみる回だ。
実にめんどくさい話だけれど、付き合ってくれよ。
買い物をするためのお金の知識
まずは最低買い物は出来ないと困っちまうよな。
何?買い物なんて値札にかかれている値段を足し算すれば、いくら払うかわかるじゃんかって?
あんたは買い物をするときに値段を暗算で計算できるって自信を持って言えるかい?
正味なところ、俺はぶっちゃけ計算できる自信はまるで無い。
なぜって?
消費税が複雑すぎるからだよ。
消費税の複雑さ
前回10%の消費税になるまでは、単純に本体価格の合計に対して8%の消費税をかければ良い状態だった。
それだって暗算で計算するのは厳しいけれどね。
なのに軽減税率が導入されたことで、更に計算の難易度が上がる。
まず商品を軽減税率対象のものと対象外のものに分けて合計する必要がある。
軽減税率対象の商品の本体価格の合計には8%をかけて、対象外の商品の本体価格の合計には10%をかけて、各々の結果を足し算する。
……こんなの普通のヒトに暗算しなさいよって無理がある。
計算機があったとしても、相当気をつけないと計算ミスしちまうよな。
値引き割引の複雑さ
そこに加えて、実に難しいのが値引きや割引だ。
単品に設定されている値引きにタイムセールにバンドル値引き。
シンプルな値引きだけでもこんな値引きがあるわけだ。
通常価格が1,000円の商品に単品値引き100円がかけられた状態で、タイムセールでその商品のジャンルが一律5%値引きになっていて、その商品を3使ったら500円値引きになるって場合、その商品を3つ買った時いくらになるかわかる?
実はこれお店によってどう計算するかバラバラなんだよ。
ってかそんなの意識して買い物したことないだろ?
しかも値引き割引されている場合は、消費税って値引きされた価格に対してかけないといけないので、さっきの軽減税率の複雑さに値引き割引の結果を加味しないといけない。
ポイント使用の複雑さ
立てて加えてめんどくさいのがポイントだ。
このポイント、自社発行ポイントと他社発行ポイントで扱いが違う。
自社発行ポイントってのは小売店の運営会社が自分で発行しているポイントで、他社発行ポイントってのは楽天ポイントやらTポイントみたいなポイント発行会社が発行するポイントだ。
自社発行ポイントを使って買い物をした場合は、そのポイント消費分は「値引き」として扱わないといけない。
つまり、自社発行ポイントをいくら使うかによって消費税が変わるんだ。
でも、仮に楽天ポイントみたいな他社発行ポイントを利用した場合は、ポイント発行会社とのお金のやり取りをすることになるので、値引き扱いにはならない。
しかも、そのポイントが自社発行ポイントなのか他社発行ポイントなのかなんて、厳密には消費者は意識出来ないことが多い。
例えば楽天ポイントみたいなのは他社発行ポイントだってわかりやすいんだけれど、一見してそのお店独自のポイントに見えるポイントでも、実態としてはホールディングスカンパニー側でポイント発行しているから自社ポイントじゃないとかは普通にあることなんだよな。
いや、こんなのさ。
絶対に買い物するときに意識できないよな。
俺たちがガキンチョの頃みたいに500円札握りしめて子どもが買い物することなんて出来る気がしないわけだ。
#時代攻撃
なあ、あんたはどう思う?
たかが買い物でも複雑怪奇なお金の動きについて、俺たちはどこまで把握していく必要があるんだろう?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?