自分を変革させる必要性
世の中の変化のスピードが上がって来ている。
そいつはあんたも感じていると思うんだよね。
何?あんまり感じないって?
ならこんなのはどうだ?
今からほんの15年前。2005年あたりで考えてみよう。
2005年当時は、まだiPhoneもFacebookもなかった。
更に言うならTwitterって言葉は小鳥のさえずり以外の何者でもなかったし、cloudは空にプカプカ浮かぶものって意味しかなかった。
ビッグデータって言えば、それどんなラッパー?って話だったし、Skypeってタイプすればwordはタイプミスとして指摘してくれたくらいだ。
そのどれもが、現代という時代を象徴するサービスだったりガジェットだったりするわけだけれど、それがほんの15年の間にすべて生まれているんだぜ?
生まれたばかりの赤ん坊が中学を卒業するまでの変化としては、劇的すぎやしないか?
これから先の10年20年の変化はこれ以上に加速していくことは火を見るよりも明らかだ。
今回は、そんな激変を繰り広げる世界に身を置く俺たちがどうやって行く必要があるのかってことを考えてみる回だ。
もう、昨日の延長で明日を測れない世界になってきていることをちっと一緒に考えてみようや。
生産性を上げるためのスキル
俺たちは学生時代に社会で生きていくためのスキルってやつの基礎を叩き込んでもらって社会に出た。
小学生では四則演算に最低限の読み書き、そして世界に興味を持つきっかけとしての理科と社会を学び、中学では少し複雑度を上げた課題をこなしていくことで課題解決能力を磨いていく。
高校はさらに応用的かつ汎用的な課題をこなして、大学ではその基礎的な解決能力を使って専門性を高めていく。
そんな学習方法でスキルを取得してく仕組みに則って俺たちは鍛え上げられていった。
小中学生で身につける基礎スキルがなかったら、たしかに社会生活を送っていくことは難しいかもしれない。
だけれども、高校以上の学習で得られるスキルってやつはぶっちゃけ社会に出てから直接活用するってケースは俺たちの時代ですらまれだった。
どっちかと言えば「学習する」って作業に耐える練習でしか無いのかもしれない。
特に変化のスピードが上がり続ける現代においては、高校・大学で得られるスキルってやつはどうしたって陳腐化してしまうもんな。
変化に対応するスキル
高校・大学で得られるスキルが陳腐化しやすいのはなぜか?
それは高校・大学で学ぶスキルは「更に高度な学問を使うためのスキル」だからだ。
言い換えれば研究するためのスキルって言い換えてもいいかもしれない。
確かに研究分野のスキルってやつは重要なんだが、世の中で一般的に使われるスキルとはちっと趣が違う。
俺たちは社会に出てからやっていることは、世の中にあるサービスを組み合わせて、そいつを顧客のニーズにすり合わせた上で出来上がるサービスを顧客にむけてプレゼンしているってことだ。
そこに求められるのは真理の探求ではなくて、顧客満足度の向上だ。
この顧客満足度を向上させるために、世の中のサービスを調べ、顧客のニーズを調べ、それらの情報を顧客に伝わるように表現する。
そのいずれも高校・大学では学ぶことの出来ないスキルだ。
そして、この世の中にあるサービスというサービスが劇的なスピードで変化し続けているって現代。
俺たちに必要なのは、その変化し続けるサービスに対応する能力。すなわち対応力ってやつだ。
対応力を身につけるために必要なもの
変化に柔軟に対応するために必要なこと。
俺たちの子供の世代では、一生同じ仕事を続けることはレア中のレアになることが考えられる。
極端な話、プロジェクトごとにヒトを組み合わせて仕事に取り組むような究極の派遣社員のような働き方になっていくかもしれない。
「自分はC#でプログラミングが出来ます」だの「100人月単位のプロジェクトマネジメント経験があります」だのというようなスキルの切り売りをするような世界観だ。
そう言う状況になったときに、どうやったら俺たちは求められる人材であり続けることができるのか?
すべてのスキルを身につけることは出来ないのだから、求められる都度、自分の中にスキルを作り上げて対応していく必要があることになるよな。
ではその都度求められるスキルはどこから学べばいいのか?
そこで出てくるのがヒトとのつながりってやつなのかもしれない。
仕事で一緒に仕事した仲間が持っていたスキルを仕事を通じて吸収したり、個人的なつながりをもったヒトから何かを吸収したり。
俺たちはヒトとのつながりを通じて「生きたスキル」ってやつを肌で感じる事ができて初めてそのスキルを身につけるきっかけを貰えると思うんだよね。
そのきっかけを手がかりに自分を変化させる。
そう言うふうに、俺たちはありとあらゆる学びを常に吸収し続けることでしか生き残れない世の中がもう来ているってことなのかもしれない。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちは、俺たちを変革し続ける覚悟を持てると思うかい?
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