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在宅勤務が抱える課題

在宅勤務って状況が日常化する世の中への変化。
こいつは俺たちに様々な課題を与えていると思うんだよね。

ところが、「在宅勤務で何に困っているのか?」って疑問にすんなり答えられるやつって案外居ないんじゃないかな?

なんつっても、あんまりにも変化が急すぎて、俺たちは俺たちの労働環境が抱えている課題ってやつを振り返る余裕すらなかったからな。

でも、ここいらで俺たちはこの在宅勤務が前提となってくる世界についての課題を整理しておいたほうが良いと思わないか?

今回は在宅勤務をするにあたって、俺たちが抱えている課題ってのを棚卸ししてみようって回だ。

ちっとばかり、頭を一緒にひねってみようぜ?

コミュニケーションの課題

在宅勤務で仕事をするにあたって、仕事上の最も異なる要素ってなんだろうって考えてみると、やっぱり仕事仲間とのコミュニケーションってことになると思うんだよね。

仕事上のやり取りって部分で行けば、メールなりなんなりのコミュニケーションで共有することは出来るとは思う。
実際、俺たちは在宅勤務をするにあたって、実に多くのメールを打っていると思うんだよな。

メールでは、伝えたい内容を凝縮して書くのが普通だと思うので、必要最低限の情報しか伝わることはないんだよな。

で、メールで表現されない情報にはどんな物があるのかってのが、在宅勤務の課題をあぶり出すための第一歩だと思ったわけよ。

メールに表現されていない情報

俺たちがメールで表現していない情報。
ちっと考えてみようか。

まずシンプルに思いつくのが「表情」って奴かもしれない。

実際に在宅勤務をやってみて、俺がいの一番に感じたのが「仕事仲間の様子がわからない」だったんだよね。

確かにリモートで会議したりコミュニケーションするためのツールはキッチリそろってはいるんだけれども、インフラ的な整備がおっつかないって現状もあって、なかなか会話の品質ってものを高めるには至っていない。

たとえ、インフラ的な課題をクリアできたとしても、多分だけれども、俺たちは「会議」を目的を達成する手段としては使うことが出来ても、仕事仲間とのコミュニケーションには使わないと思うんだよね。

でもさ?俺たちが「一緒に仕事していて楽しい」って思えるやつってどんなやつだった?

どんな難題が降ってきても、「よぉし、オモロイじゃないか!」ってニコニコしながら仕事に取り組んでいるやつじゃなかったか?

このニコニコしながらってのがポイントだと思うんだよな。
「楽しそう」って伝染するもんだからさ。

俺たちのモチベーションを支えるもの

そう言うふうに今までの仕事を振り返ってみると、一番充実した仕事を出来たって考えるときって、決まって「こいつすげぇな!」って奴らと仕事してきたときだと思うんだよね。

その「すごさ」ってやつを俺は一体何から感じ取っていたんだろう?

実際の成果のすごさってのも、当然あるとは思うんだけれど、その時々でそいつがチョイスする言葉だったり、声色だったり、そう言うノンバーバルな情報だったと思うんだよ。

一言で言えば「個性」ってことになるんだろうね。

俺はそんな仲間の個性を仕事を通じて感じて、その個性に感動してきた。
俺が仕事にもとめているものは、周りにいるヒトたちに感動できる事だったのかもしれない。

ところが、在宅勤務ではそのノンバーバルな情報がものすごいカットされてしまう。
極端な言い方をすれば、その仲間のすごさが仕事の「成果」でしか感じ取れない状況って思うんだよな。

で、多分、これは俺が感じ取れないのと同じ様に、俺の価値みたいなものを今まで感じてくれていた仲間にも伝わらなくなっているってことだと思うんだよな。

お互いの価値を肌で感じ取れないことが何を引き起こすのか?
そいつを想像してみると、薄ら寒い状況がぱっと思いついちまうよな。

つまり、お互いを信頼できない状況で仕事を進めるってことだ。

こいつは、かなり問題の根が深い気がする。
今の所、俺はこの課題を解決する方法を思いつけていないんだよ。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちはお互いの信頼をオンラインに持ち込める方法があると思うかい?

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