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人生を変えたゲーム

あんたもゲーム、好きかい?

俺は本質的にゲームってやつが好きでたまらないんだが、オッサンのご多分にもれず、日々の生活をこなしながらじっくりとゲーム機でゲームを楽しむってことはものすごく減ってきた。

それでもゲームはいいもんだと思っているし、子供がゲームをしている様子も「まあありだよな」って感じで見ている。

今回は、 #プレステの思い出 というお題に触発されつつ、俺の人生に確実に影響を及ぼしているゲームについて振り返ってみる回だ。

まあ、あれだ。
気になったら遊んでみてくれよな。

俺の人生を変えたゲーム

ではのっけからそのゲームをご紹介しよう。

でました高機動幻想ガンパレードマーチ。

プレイステーションストアでも628円で売っているから、あそぶならそっちかな。

で、このガンパレードマーチというゲーム。
多分このゲームをしていなかったら、俺という人格は少し変わっていたと思う。
それほどのインパクトのある世界観だった。

このゲームに出てくる芝村一族という集団がいる。

あえて「集団」と書いたけれど、芝村一族には必ずしも血縁関係がない。とある目的のために行動をする一団って感じが強い。
その目的のためには一族を裏切ることも辞さない。
もはや一族としての団結ってなんなんだって思う感じの奴らだ。

その目的。

「我らは我らの好き勝手で世界を救う」

芝村一族は手段を選ばない。
世界を救うためなら人の命なんてゴミクズ同然に扱う。
芝村一族は他人の評価を気にしない。
世界を救うためなら隣人から嫌われることを気にもとめない。

そんな強烈な人物像を主体的に味わうことが出来るゲーム。

それが高機動幻想ガンパレードマーチだ。

高機動幻想ガンパレードマーチのゲーム性

高機動幻想ガンパレードマーチはあえてジャンルに名前をつけるとすると学園戦略シミュレーションってことになるかも知れない。

ゲームはいわゆるRPGという雰囲気で始まる。

世界観としては幻獣という化け物が太平洋戦争末期に突然あらわれ、世界を蹂躙していった世界だ。
アメリカ大陸は陥落しており、ユーラシア大陸も風前の灯。

人類は日本とその他の一部の領域でほそぼそと暮らしている。

そんな情勢で、いよいよ幻獣が九州に上陸しはじめた。
この物語はその九州での時間稼ぎのためだけにかき集められた学生兵の物語だ。

こんな絶望的な状況にありつつも、ゲームは非常にのほほんとした状況を演出してくる。
普通に朝に学校に通ってきて、授業を受け、なんなら、友達のくつしたを集めることに没頭したりする。

本当に好き勝手に動くことが出来るんだね。

この好き勝手さによってこの世界観における自分の「主体性」のようなものが演出されているゲームなんだ。

で、その主体性をもった行動を余儀なくされている状況で、否応なしに状況は悪化していく。

最初は普通に訓練していたけれど、戦場で仲間がまるで息をするように自然に戦死する。
自分が乗る兵器を整備してくれていた仲間がその兵器の秘密の一端に触れただけで、交通事故を装って誰かに暗殺される。

死が当たり前のように日常の中にある。

その状況をプレイヤーである俺たちに感じさせるための演出がそこかしこに散りばめられている。
まあ、その自由度のせいで、バグもてんこ盛りであるっておまけはつくけれどね。

ガンパレードマーチから俺が受け取ったもの

で、この高機動幻想ガンパレードマーチから俺が何を受け取ったかって話をしよう。

俺はそんな過酷な状況の中で、学生たちが歌う歌に感じ入ってしまった。

絶望と哀しみの海から それは生まれ出る
地に希望を 天に夢を 取り戻すために生まれ出る
闇をはらう銀の剣を持つ少年
それは子供のころに聞いた話 誰もが笑うおとぎ話
でも私は笑わない 私は信じられるあなたの横顔を見ているから
遙かなる未来への 階段を駆け上がる あなたの瞳を知っている
今なら私は信じられる あなたの創る未来が見える
あなたの差し出す手をとって 私も一緒に駆け上がろう
幾千万の私とあなたで あの運命に打ち勝とう
遙かなる未来への階段を駆け上がる 私は今一人じゃない
オールハンドゥガンパレード
全軍抜刀 全軍突撃 未来のために マーチを歌おう
ガンパレード・マ-チ ガンパレード・マーチ
出典:高機動幻想ガンパレードマーチ

幾千万の私とあなた。

そいつが何かを作り上げられる。
それって希望だよな。

俺はその希望に俺の人生を変えられたんだと思うんだ。

なあ、あんたはどうだい?

あんたの人生を変えた何かって思い出せるかい?

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