大学という場所の意味
あんたも東工大が女子枠を受験生に設けたって話を見たかい?
なんでも総合型選抜および学校推薦型選抜で、2024年4月入学の入試から、総合型選抜および学校推薦型選抜で女子枠を導入するんだそうだ。
24年度入試で58人分を設け、25年度入試で85人分を追加。
女子枠の募集人員は計143人で募集人員1028人の約14%にあたるんだと。
しかも、入試は共通テストと面接だけで判断されるってことらしい。
これさあ、理系能力がそれほどでもない女性が合格したら地獄を見るやつだよな。
今回は大学という教育機関について考えてみる回だ。
ちっと、子どもたちの将来について考えてみようぜ。
大学という教育機関の役割
文系大学って言うとどんな学部があるのか、実はよくわかってないんだよな。
調べてみると、こんな感じらしい。
・哲学や歴史学について学ぶ文学部
・世界の言葉や文化を学ぶ外国語学部
・人間社会・文化について幅広く学ぶ教養学部
・憲法や国際法など法について学ぶ法学部
・お金や経済活動について学ぶ経済学部
・観光業界と観光ビジネスについて学ぶ観光系学部
俺の中ではワリカシ意外なんだけれど、文学部以外は結構職業に直結する学部が多い印象だよな。
じゃあ、理系大学の学部ってのにはどんなのがあるのか。
・医師を目指すうえで必須となる医学部
・薬のスペシャリストを育成する薬学部
・看護に役立つ病理学や栄養学を学ぶ看護学部
・理学を教え技術者を育てる理学部
・製造や建設、IT技術について専門的に学ぶ工学部
・理学と工学を総合的に学ぶ理工学部
・農作物の生産や栽培について学ぶ農学部
・歯科医を目指し歯の健康について学ぶ歯学部
・運動と健康の関係性について研究するスポーツ健康科学部
おうおう、ばっちし職業につながっているイメージがあるよな。
俺の場合は情報工学部だったので、でっかい意味では工学部だな。
高校までの教育とは違って、大学ってのは結構その後の職業に直結するってのがあるようなイメージがあるよな。
大学での学びが会社で役立てられた経験
そんな風に職業に直結するようなことを教えてくれるっぽい大学という教育機関だけれども、ぶっちゃけだよ。
大学で学んだことを仕事で活かせたって記憶は俺にはないんだよね。
大学での学びもそうだけれども、高校までの学びを直接仕事で活かせたという感覚は無いんだよ。
俺は情報工学部を出ているんだけれども、そこで学んだニュートン法も離散数学も直接仕事で使ったことはない。
システムエンジニアなんて情報工学の典型的な職業であるにも関わらずにだ。
確かに理屈を学んでいるから1kByteが1000Byteじゃないんだよってことは感覚として掴めているところはあるかもしれないけれど、その感覚が仕事に生きているのかって聞かれるとちょっと疑問符がつく。
高校で習った微分積分にいたっては、感覚として使っている意識も持てない。
そう言う意味では義務教育以外の学校で身につけた学力ってのは生活に直結するものじゃないってことなんだよな。
医者とか弁護士、建築士みたいなホントの特殊技能を除いてってことになると思うけれどね。
大学という場所の意味
じゃあ、そもそも大学なんてのは意味がない場所になり下がってしまっているのか?
ぶっちゃけ、ヒトとのつながりをつくりあげるって意味がでかいって言うワリカシ耳タコな言葉が思い付くんだけれども、ネットが生活に入り込んでいる今という時代では、必ずしも大学という場が必要なのか?って聞かれると「ぐむむ」って言うしかない気もする。
いろいろ考えてみたけれど、結局のところは「上には上がいる」ってことをワリカシ容易に感じることが出来る場ってことなのかな。
いきなり社会に出てえげつない経験値を持った先輩方から洗礼を受けるよりは、まずは世の中の広さみたいなものを感じるには高校や大学という教育機関はいい感じのショックアブソーバーなのかもな。
そう言う意味では東工大の女子枠で入学したヒトはこの上ない経験を積み上げることが出来るってことなのかもしれない。
なあ、あんたはどう思う?
今の子どもたちにとって、大学や高校という場所はどんな意味を与えてくれるんだろうか?
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