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使われる努力

あんたは、若手の奴らに使ってもらっているかい?

会社組織の中で生き残っていくためのスキルってやつはありとあらゆる物がある。
まあ、この複雑な世の中で生き残っていくためには使えるものは使っていかなきゃならない。
でも、「使ってもらう」ことで結果を残しているやつもいる

今回はとある政治家の「使ってもらう」ことで目的を達する姿を考えて見る話だ。

その政治家は、官僚を使いこなす必要があった。彼にはビジョンがあり、そのためにはどうしても実行力としての官僚の協力が不可欠だった。

そこで、その政治家は考えた。どうすれば官僚の協力を受けることが出来るのかを。

そこで彼がとった行動は、「官僚を巻き込んでいくこと」だった。

本来は、官僚は政治の決めたことを実行するためのパワーだ。然るべき手続きに則って政治が「命令」をすれば実行はなされる。しかし、それは命令実行であり、官僚自らの主体性をもった創造的活動ではない

官僚の主体性をもった行動によってでしか出来ないことがある。
そもそも官僚は、そのベースとなる能力が高い人間の集まりなんだから、その力をきっちりと世の役に立ててもらわないといけない。

そのために彼は毎週土日を若手官僚との勉強会を開いて「今の問題」を共有することから始めた。

その中で彼は猛勉強を積みながら、その官僚達と問題を共有していく

彼の政治家としての資質を若手官僚に使わせたわけだ

そうすることで、「政治家と一緒に日本の問題に取り組む」という本来の官僚の行動目的を具現化したわけだ。

その政治家の名前は小泉進次郎。

彼は巻き込むことの意味を誰よりも理解していたってわけだな。

彼の言葉に巻き込まれた若手官僚は自分の仕事への意義を理解できるし、その意義を政治家小泉進次郎は具現化する手段を得る

そして、「いっしょになって解決した問題」は確実に彼に味方する官僚を生み出す。

必要なのは確固たる政治の方針。そしてそれを実現するという信念だ

俺たちは信念をもって行動しているだろうか?

そして、その信念を仲間と共有しているだろうか?

あんたは、どうだい?

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