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オモロイを追求する生き方

あんたは今の仕事をどうやって選んだ?

俺は今の仕事を選んだってよりは、それしか頭になかったってのが正解に近い。

子供の頃からパソコン小僧。マイコンベーシックマガジンを愛読して、日夜MZ-2000と向き合う小学校4年生だった。

ふとしたきっかけで、同じ部の去年の新人君と「なんでシステムエンジニアになったの?」と聞くことができた。
そこでの回答が俺に考える切っ掛けを与えてくれた。

今の仕事を俺は本当に選んだのか?ってね。

今回は、仕事の選択について考えてみる回だ。ちっと一緒に考えてみようや。

そもそもどうやって学校を選んだか

俺たちは団塊ジュニアだのロスジェネだのと言われる世代なんだが、俺たちは何しろ同世代の人数が多いのが特徴だ。

なので、学生のころは受験戦争、就職になれば就職氷河期。なにしろ他人との競争に明け暮れる日々を過ごすことが自然な世代だ。

俺の場合は中学受験をして、見事に落っこちて、スタートから挫折ってやつを経験して育った。
結果市立中学、県立高校と進んで、大学では私立に行かせてもらった。

その大学選びの時点で「コンピュータに関わる仕事」ってのを念頭に大学を選んでいた。

考えてみれば、これは思考停止だったのかもしれないな。コンピュータに関わる仕事ってだけで、コンピュータを使って何をしたいかは考えていなかった。

とは言え、念願かなって大学に通い、大学ではコンピュータをバリバリいじるぞ!って意気込んだものの、コンピュータをいじる機会なんて殆どなかったな。

まあ、大学なんだから当たり前なんだが、離散数学だの、ニュートン法のロジックの組み立てだの、論理中心で、全然実践をさせてくれるわけじゃなかった。

ただ、それに不満を覚えるよりも、「まあ、そんなもんだろう」って感じるほうが先だったな。

就職活動

そんな学生生活も終わりを告げる。就職活動だ。

当然のようにIT系の就職活動をするかと思いきや、なぜか最初はマスコミを受け始める。

まあ、普通に全滅するわけだが、そのときにアルバイトでTV局にいってたから、それで興味を持ったんだろうな、きっと。

で、まあしゃあないってんで、学校の就職課に行ってみた。
当然のようにIT系の案件でいっぱいだ。

その中の一つを選んで就職活動。それで今の会社に入った。

要するに、冒頭俺が質問した新人君と大差ない就職活動だったわけだ。
流されるように就職活動をして、流されるように就職した。

でもまあ、それって本来の形じゃないよな?きっと。

好きなことを極める青春

学生時代は、とにかくTRPGってやつにのめり込んだ。

あんまり知らないあんたに説明するとだな、RPGあるじゃん?ドラクエとかファイナルファンタジーとか。

あれってさ、決まったお話に沿ってその主人公になりきって遊ぶじゃんか?

でも、そのお話ってのは当たり前だが、事前に用意された道筋にのって展開される。
なぜか?そりゃあ、そうプログラムしたとおりにしかゲームは動けないからな。

でもさ、そのお話をコントロールするのが人間だったらどうだ?

お話を人間が考え、大枠のストーリーを決めていく。

その中で、用意していた展開から、思いもかけない行動をプレイヤーが選択したらどうなるか?

そこにあるのは、即興劇のような生きた物語。

その即興劇をある程度のルールに則って作り上げていくゲーム。それがTRPGだ。

で、俺はそのTRPGに学生時代にのめり込んだ。紡ぎ出される物語の一分になる感覚がたまらなく面白かったんだ。

そして、それを職業にする方法を思いつけなかった。まあ、今も思いつかないけどな。

でも、もしかしたら、今という時代はその「好き」を職業に出来る時代なのかもしれないよな。
それほど、「好き」ってものの価値は意味を持ってきている。

なんつっても、価値の細分化が激しい世の中だしな。

今の職業もオモロイ。だが、その上で俺たちが更にオモロイってものを意識することは間違いじゃない。

だから、俺たちはオモロイを追求しないといけないよな。

あんたはどうする?

あんたのオモロイ、あんたの周りにきちんとあるかい?

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