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高校野球決勝戦から感じたこと

こんにちは。

今回は、昨日の甲子園を観戦して感じたことを記事にします。

まず、慶応高校の選手、関係者の本当に優勝おめでとうございます🎉。
慶応高校は、神奈川大会の準決勝からインターネットで試合は観戦していました。
神奈川大会準決勝で東海大相模をコールドで破り、決勝では横浜高校に逆転勝ちで甲子園の切符を手にしました。
甲子園では、強豪の広陵高校、沖縄尚学、勢いのある土浦日大を破り、決勝戦では去年の優勝校の仙台育英に勝利しての優勝ですから、文句ない甲子園優勝でしょう。

慶応高校の応援について話題に上がっていますが、選手や監督は全力でプレーして勝ち取ったものですから、あまり熱くなりすぎないようにしてもらいたいです。

さて、この記事では惜しくも準優勝となった仙台育英にスポットを当てて記事にしたいと思います。

仙台育英も前年に優勝し、2年連続で決勝まで残ったというのは本当に凄いことですし、仙台出身の私としても本当に誇りに思います。
しかも今年の甲子園は、浦和学院、聖光学院、履正社、花巻東、神村学園と強豪校を次々勝利しての準優勝ですから、非常に価値が高いです。
甲子園の後は、すぐに秋季大会が始まりますから、須江監督がどんな新チームを作って甲子園で仙台育英の野球を魅せるのか本当に楽しみです。


須江監督のインタビューから感じたこと

さて、ここからは試合終了後の須江監督のインタビューから感じたことです。

「慶応がただただ強かった。完敗です。選手たちも最高のプレーをしてくれた。点差は開いたけれど、今まで以上の最高のベストゲームだった。2年間で頂点、そしてあと1つの悔しさ共に味わうことができた。人生は敗者復活戦です。この経験を次に生かします」
「2年続けてこの決勝の舞台に連れてきてくれた3年生に対して感謝を伝えたい」

「スポニチアネックス」より引用

須江監督昨年の優勝時には「青春って密」という名言が流行語大賞に選出されました
今年も「人生は敗者復活戦です。この経験を次に生かします」と非常にグッと印象に残る名言を残しました。

須江監督のインタビューから感じたことは、「課題の分離」の大切さです。

課題の分離とは、“自分がコントロールできる課題”と、“他人がコントロールする課題”を明確に分けることです。

正直、慶応の一体感となった声援はインターネットの画面からでも感じるくらい凄まじいものがありました。力を出しきれない選手もたくさんいたと思います。実際、外野フライの落球もありました。

ただ、記事を読んだ限りは須江監督は慶応の応援については全く触れませんでした。

これは、私の推測ですが、須江監督に「課題の分離」が明確にできていたと思います。

仙台育英として、アウェイの雰囲気の中でいかに自分たちの力を出し切るか、この試合の結果をどのように分析して秋季大会以降の新チームに活かしていくかというのは仙台育英サイドの課題です。
一方、慶応の応援についての世間からの批判に対して、どう対応するかというのは慶応高校や高野連の課題です。

仙台育英を応援していた私自身も球場を制圧する慶応の応援は正直見ていて気分は良くありませんでした。ただ、甲子園で全力でプレイした慶応高校の選手、監督には感謝でいっぱいです。

とはいえ、敗因に慶応の大声援を上げたくなるのが人間というものではないでしょうか。もし私が監督という立場であの試合を見ていたら、「大声援がすごくて選手の力を出しきれなかった。非常に悔しい」とコメントしていたかもしれません。

ただ、アルプスの応援団や甲子園の観客については仙台育英のチームがコントロールできることではないです。
コントロールできる「自分の課題」に試合後のインタビューという場所で冷静に答えることができるというのは須江監督の人間としての魅力だと考えています。

不祥事からの立て直し

仙台育英は、過去には不祥事を起こしたり、一塁で足蹴りをして叩かれたという過去がありました。友人に仙台育英の野球部にいた人がいます。彼曰く、その頃は本当に荒んでいたそうです。

2017年に未成年の飲酒、喫煙、急性アルコール中毒という不祥事を起こし前監督が辞任しました。そして、新たに就任したのが須江監督です。

正直、チームの立て直しは本当に大変なものだったと思います。飲酒騒動はその前の足蹴り疑惑もあり相当叩かれたことを覚えています。

須江監督就任後も立て直しの中で問題は起こったようですが、それを立て直して昨年度甲子園優勝を果たしました。

「人生は敗者復活戦」という言葉は須江監督のチームを立て直した経験から出てきた言葉だと私自身勝手に思ってしまいグッときました。

2年連続夏の甲子園で決勝に進むというのは本当に凄い快挙です。新たなチームがどうなるのか、3年生の髙橋投手、湯田投手、キャッチャーの緒方選手などプロに行っても活躍が期待できる選手もいますから本当に楽しみですね。

"課題の分離"は生きる上でも非常に大切な考えかた

自分の課題と他人の課題を明確に区別するという考え方は本当に大事な考え方だと思います。

他人の課題まで首を突っ込むとまず余計なトラブルに発展します。例えば、家族、友人、恋人が自分の言うことを聞かない、メールの返信をくれないなど他人の行動に首を突っ込むのがいい例だと思います。

上司が自分の仕事を評価してくれないと不満を漏らすのも自他を区別できていない例です。
仕事の評価するのは上司の仕事です。
自分にできることは上司から評価されるように仕事したり、上司に自分のどこが足りないのか聞いてみたり、それでもダメなら自分の仕事を評価できる場所に行くために転職活動を行うことでしょうか。

SNSの投稿やYahooニュースのコメントを見ても課題の分離の考え方が身についていないと思われるものが多数拝見されます。

将来を良くしたいと思うのであれば、自分の課題に注力することが非常に大切なことではないでしょうか。
私自身もまだまだ知っているだけで身につける段階には至っていないです。頭の片隅に置いて、日々行動するつもりです。

最後に

夏の甲子園は1回負けたら、敗退となるトーナメントというのがまたドラマを誘うので、本当に感動しながら毎年見ています。

夏の全国高校野球大会は負けたら敗退となる大会ですが、それまでにどのチームも幾度と敗戦を味わってそこから成長しています。

人生も1度限りですが、その中でも失敗を経験してこそ成長できるものです。
須江監督の「人生は敗者復活戦」と言うコメントも本当に的を得ていると思います。

ただ、頭で分かっていても、1度の失敗で萎縮したり、何かと理由をつけて行動しないのも人間です。

須江監督の素晴らしいコメントを心に刻んで毎日を大切にしていきたいですね。

記事は以上になります。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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