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他人に依存しない生き方

こんにちは。

今回は、今図書館で借りて読んでいる本でとても考えさせられる内容の本を紹介します。

超ソロ社会という非常にインパクトのある名前ですが、これからの日本が向かう社会について的確に書いており、借りてすぐに読み終えてしまいました。

著者の荒川和久氏は独身研究家、ソロ社会を研究する第一人者として多数のメディアに出演されているそうです。私自身、テレビを持っていませんので、どんな番組に出演されていたかはわかりませんが、YouTubeにアップされていたABEMAの報道番組には出演されていましたね。

この書籍の内容は現代を生きる私たちに非常に大切なメッセージを残しているので、印象に残る部分を取り上げたいと思います。

2035年半分近くは独身者

この書籍が出版されたのは2017年と今から6年前ですが、この頃から2035年には人口の半分が独身という国に日本はなると書かれています。

因みに2022年7月に内閣府が発表した「少子化社会対策白書」によると生涯未婚率は男性28.3%、女性17.8%となっており、前回調査時から男性3.5%、女性2.9%と上昇しています。

生涯未婚率が減少する要素は今のところありませんから、今後も増え続けるでしょう。

2035年というともうあと12年後ですから、あっという間に到来します。

この独身者というのは未婚者だけではなく、離婚や死別した人も含めます。

そう考えると独身者が増えるとこの独身者も無視できない割合になります。

例え、結婚したとしても最終的には離婚や死別でソロに戻ることも十分に考えられます。そう考えると、例え今現在配偶者や恋人がいてもソロに戻ることは十分に考えられます。
むしろ既婚者の方がソロになった時の喪失感等を考慮するとより考えた方が大事であると書籍の中にも書かれていました。熟年離婚も増えているのが現状です。書籍の中には江戸時代は非常に離婚が多い世界的にも離婚大国であったという非常に面白いデータも紹介されています。

非常に悲しいことですが、離婚後の男性の自殺は非常に多いです。

独身、既婚問わずソロで自立して生きることが非常に大事という筆者のメッセージは本当に共感するところですね。

ソロに向けた消費

ここまで独身者が増えてくるとソロ向けの市場というのも無視ができない存在になっています。

コンビニが今まで成長できたのも単身世帯の増加が大きいでしょう。

1人〇〇というのも今は躊躇なく行っている人も多いですね。1番メジャーなのは、1人カラオケ🎤でしょうか。私も時間があるときには行きます。

他にも1人旅、1人焼肉、1人ディズニーなど1人での楽しみ方は非常に多くなりました。

他にも書籍内では、消費の変遷について書かれていました。もの消費からコト消費、そして今現在はエモ消費へと変わっていると書かれています。

エモ消費というのは初めて知りました。コト消費というのは、物質的な豊かさは満たされている中で経験や体験に投資するコト消費が台頭したということは知っていました。

エモ消費というのは、コト消費に加えて承認欲求を刺激するものについては、惜しまずに消費するという精神的な満足度を重視する消費行動です。
インスタグラムの映えスポットに出かけたり、パワースポットに出かけたりするのがその最たる例でしょう。

私自身も旅行は好きで1人旅にもよく出かけますが、その消費の原動力になっているのは精神的な満足度によるところが非常に大きいです。

ソロでの行動となると以前は「ぼっち」とよばれ、マイナスな印象を持たれていましたが、今はそんなこともなく1人でも好きなことをできる力が非常に大切になってくると思います。

孤独が問題になる現在ではあります。ただ、その1人の時間をいかに充実した時間に変換することができるかが非常に大切なことだと思います。

最後に

書籍の中で伝えたいことは「これからの時代はソロで生きる力が必要になる」ということだと思いました。

以前は、男性は仕事に注力して、女性は家庭を支える、老後は子供に面倒を見てもらうというある種の価値観が浸透していましたが、今はとっくにそんな価値観は崩壊しています。

一つの会社に定年まで勤めるという人は少数派になっていますし、結婚や子供に対する価値観についても多様化しています。女性の社会進出も進んでいますし、女性の方が男性よりも稼いでいるという事例は枚挙にいとまがありません。

さらに人間関係の価値観についてもSNSでさらに多様化しており、それが強いストレスになっていることもよくあることです。

人間関係がより一層複雑になり、ストレス源になる中で最終的には個人で生きることは本当に大切なことになると思います。

私自身も人間関係で適応障害になったこともありますし、ある意味ドライに人との関係を作っていくことも本当に大切なことになると思います。

私自身、noteを通じて他人に依存せずにソロで楽しむ力についても伝えることができればと考えています。

記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。


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