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壁にぶつかった時にどう考えるか

来年の1月になると私たちの会社は10周年を迎えます。すでにアパレルブランドEmiriaWizについては10周年なのですが、立ち上げから半年間は個人事業主として運営していたので、法人の方は来年1月で10周年になります。

10年という期間なので、中には上場したり、数百億円という売上を誇る会社もあったりしますが、私たちの会社は中々そこまでは行けません。

ただ、インフルエンサーが起業した会社という枠の中で考えると、そこそこ上手く言っているのではないかと思っていて、色々あった中で、よくもまあここまで来れたなという感じです。

仕事をしていると様々なトラブルが何度もあるのですが、結果的にそのトラブルが会社を成長させてるなー、といった感じで、今では多少のトラブルでは全く動じないどころか、成長機会が来たくらいに思ってる節もあったりします。

『人間万事塞翁が馬』これは愛沢が座右の銘と言っている諺の一つですが、私もこの考えにかなり同意で、人生において一番重要な考え方だと思っています。

愛沢えみりが歌舞伎町No1キャバ嬢と呼ばれるようになったのは雑誌の力が弱くなってきた頃で徐々にブログの力が強くなり、今のSNS時代に繋がる自分で自分を発信する時代がスタートした頃です。

当時の愛沢は雑誌の専属モデルも勤めていて、主にアメブロを更新していたのですが、芸能人やモデルのカテゴリであるオフィシャルブログには登録する事ができず、一般の方のブログを更新していました。一般のカテゴリでは月間総合3位まで行ったのですが…

https://aizawaemiri.com

アメブロのオフィシャルブログにはモデルランキングがあり、その中に名前が載っていない事が恥ずかしく、無理ならと逃げるように作った独自のブログだったのですが…独自ブログはアメブロと違って読み周りをする方がいないので、読者を呼び込む必要があり、Twitterに力を入れることにしました。その結果、Twitterのフォロワーも増え、ブログを読む人も増え、結果的にファンの方が増えていく事になりました。これが自分発信を続けていくきっかけになって今の総フォロワー数200万人以上の愛沢えみりが誕生しました。

どうしようと悩んでいたが、行動した結果、それが良いことに繋がっていったという事例の一つです。

「人間万事塞翁が馬」は、紀元前の中国の書物『淮南子』に記されている、塞(とりで)に住む老人(塞翁)の馬が逃げたエピソードが元となっています。

ある日。老人の馬が逃げてしまいますが、その馬が素早い馬を連れて二頭で戻ってきます。周囲の人々は喜びましたが、老人は「これは禍となるかもしれない」と言いました。そして、その後、老人の子供がその素早い馬から落ちて骨折してしまいました。今度は不幸かと思われましたが、その後起こった戦争で、骨折したことにより子供は兵役を免れ、結果的に命を救われました​。

この諺は人生における幸不幸は予測が難しく、幸せが不幸に、不幸が幸せに変わる可能性が常にあることを示しています。

宝くじに当たった人は平均より破産や離婚の可能性が高かったりするそうで、幸せを手にしても、その幸せを受け取った自分自身をコントロールできないとその先には不幸が待っているようです。

これはSNSも同じだと愛沢えみりの著書、SNS時代の幸福論にも書いてあります。

逆に不幸だと感じても、その不幸を悩みすぎず、前を向いて乗り越えようとすれば、たとえ乗り越えられなかったとしても前より強い自分が存在する事に繋がり、その不幸はただの不幸ではないはずです。

最近YouTubeの再生回数が軒並み下がってきていて、これから大変だと思っていたのですが、この不幸のおかげで真剣にTikTokに取り組む事になり、それがきっかけで弊社にはSNS事業部ができたので、結果的に良い方向に会社も進みました。

さらに、このSNS事業部ですが、愛沢はインフルエンサーとしてのキャリアが他のインフルエンサーと比べてかなり長く、その上に事業でも全てのSNSも使い続けているので、TikTok専門やInstagram専門の運営代行といった他社とは違い、一気通貫的な実益のあるブランディングを提案できて、これはかなり良い感じの事業部ができたのではないかと思っています。



今のSNSはショート動画が主流ですが、ショート動画だけでは認知はしてもらう事ができても、ファンにはなりづらく、そのあたりの設計を考えないと事業としては上手く行きません。

単に自己満足の為に再生回数やフォロワーを競うのであれば問題ないのですが、何かしらの利益を享受したいのであれば、そのあたりの設計をしっかりとしていかないとなりません。

また、再生回数ばかりを追っていると、TikTokの流行が収まって新たなSNSが来た時に乗り移ることもできません。

それは時代が証明していて、TOPブロガーはTOPインスタグラマーに、TOPインスタグラマーはTOPユーチューバーになる事はできず、TOPユーチューバーは、今ティックトッカーになる事ができていません。

これはそのプラットフォームによりすぎた、インフルエンサーになってしまうからで、そうなると、そのプラットフォーム上でのキャラが固定化してしまい、新たなプラットフォームに乗り換える時に、キャラの変更をしないとならず、一定のファンが離れていってしまうといった事からなのですが、愛沢えみりにおいては、どのプラットフォームにおいても寄りすぎず、SNSインフルエンサーとしては、TOPとは言えずとも上位に位置し続けており、すべてのSNSで常に企業からの案件を頂いております。

企業からの案件があるということは、宣伝効果があるということであり、この独自宣伝力が私たちvoyageの根幹です。

実は今も新たな課題や壁に当たっていて、立ち往生しているところではあるのですが、来年には乗り越えられているはずだと思っていて、その頃にはまた私たちのレベルは上がっているはず。そう信じて、今日も頑張りたいと思います。


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