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『ぼく』は今・・・

先月『十二歳』を読みました。試験問題にもなっていたのですね。知らなかったです。小学生の心情を描くのは重松清さんが一番だと思っていましたがと椰月さんのこの話も良くも悪くもむかしむかしがよみがえってきましたわ。

「十二歳」で一番最初に思い浮かぶのは岡真史くんのことです。読んだ当時、私も12歳でした。そしてなんとなく漠然とした不安があり、13歳の誕生日前の数日間は意味もなく毎日泣いていました。別にひとつ数が増えたからといって何が変わるわけでもないのに。


色褪せた新聞の切り抜き記事があります。
今も続いている讀賣新聞の「こどもの詩」。
日付も選者の言葉もわからない、タイトルと氏名と住んでいる市、学年しかわからない……もっと丁寧に切り抜けばよかった、と思っても遅い(⁠-⁠_⁠-⁠;⁠)

連休明けから新学期が始まるでしょうか。
この詩を書いた、当時小2の少年は今はどうしているのかなぁ。ウチの子どもたちと同世代のように記憶しています。
私は勉強も運動も学校も好きじゃなかったので、ちゃんと学校に通う子どもたちをそれだけでもスゴい!と思っていました。

「学校がすき」と言えた彼がおだやかな日々をおくっていますように。

今、小2の子どもたち、これから小2になる子どもたち、小2から少しずつ大人になっていったかつての子どもたち。

私はもう小2も『十二歳』もむか~しむかしの思い出になってしまいましたが、しあわせだなぁって思える時をたくさん見つけられますように…そんなことを願いながら、また読み返すんだろうなぁ。


讀賣新聞「こどもの詩」より

(氏名等は略し、ましかくメーカーで作成しました)