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note3周年記念雑感、または人生ちゃんは続くらしい!という曲の事(エッセイ)

本日をもって、筆者がnoteを始めてからまるっと3年が経ちました。何かを3年も続けた記憶はないので、なんだか変な感じです。

去年の今頃は、美しい鰭と灰原哀に関する記事が多くの人に読んでいただけて、凄く嬉しかった記憶があります。X(旧Twitter)の方でも感想がちらほらあり、そちらも拝見しました。「この記事を読むまでは灰原はどこかから連れてこられただけの女の子だと思ってた」という感想に衝撃を受けたりしました。灰原哀の出自って、誰でも知ってるものだと思ってたので。やっぱり自分の常識だけで生きてるのは、めちゃくちゃ偏ってる事だなと思い知らされましたね。頭で分かってたはずなんですけど、なんかこう、改めて学び直しました。そして、やっぱり、noteやってて良かったなと。自分にとっては大きな事ではないシェアで、誰かに何かを与えられる。それって、最高じゃあないですか。

で、そんな最高なnoteなんですけれど、今後について少し悩んでました。続けるべきかどうか。理由はありふれたもので、就職するからです。働いて、お金を得る。この長い長い夏休み人生がようやく終わってしまう。そんな人生の大変動の中で、noteを続ける余裕なんてあるのか?と考えていました。けど、結局答えは出ないままでした。そりゃそうでしょう。働いた事ないから。いや、アルバイトくらいはした事あるけどそういう事じゃなくて。人生の中で働く事が大きなウェイトを占めるという状況。これがまったくイメージできていない。だから、当たり前だけど答えは出せない。どうしたもんかねえ、と悶々とした思いを抱えながら春休みを過ごしていました。

で、卒業式を迎えました。すっごく天気が悪い日で、昔テレビで見たアラスカくらい空が白かったです。友達もろくにいないので、ゼミのメンバーにお別れを言って、さっさと退散してきて、家のベットでフーッと溜息をついている時でした。ひがしやしき、というラッパーが気になったんですね。Xを見てたら面白そうなジャケをしている。暇だったので聞いてみたら、これが素晴らしかった。特に「人生ちゃんは続くらしい!」という曲が素晴らしかった。こんな歌詞で。

「月曜日が始まる/ねえストーリーは終わる/ただ人生は続く/ニューストーリーは続く/止まらぬ時間の先へ/さよならの手を振る/追い越しった春の先て/ニューストーリーが始まる」

この曲を聴いて思ったんです。別に何かが終わった訳でもないんだし、無理矢理区切りをつける必要なんかないんだと。ただニューストーリーが始まってるだけだから。

時は止まらないし、筆者も変わっていく。でもそれは周りが決める事じゃない。俺が決めるんだ。いつかめちゃくちゃに変わってしまってnoteなんか辞めちまうかもしれない。けどそれは俺が決めた事だからそれでいい。周りが変わったからって俺が変わる必要はない。ニューストーリーを書いていくのは俺なんだから。

だからまあ、当面はできる範囲で続けます。そういう事です。俺も一回は「人生ちゃんは続くらしい!」みたいな美しい詩を書きたいから。働きながらでも書く。ニューストーリーが始まる。

↑ひがしやしきの名曲。つべこべいわないで聴いてほしい。

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