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一途な女神様と雑談

ギリシャ神話の有名な話、琴座のオルフェウスにまつわる雑談です。
ネタバレ入ってますからストーリーを知りたくない人、美談を壊されたく無い人はここから先は読まないで下さい。

竪琴奏者の妻

最近石の研究に注力してて、あまり雑談してませんでした。そんな中、右膝の一部分にアイスノンを当てたようなひんやり感を感じました。このアプローチは初めてです。

茶色の長い髪に薄い赤のフリルドレスを着た女性のビジョンが送られて来ました。イメージとしては、オペラ歌手とか演奏家の女性の舞台衣装かな。名前を聞くと「エウリディーチェ」と返って来ました。

あれ?でもギリシャ神話の名前がエウリュディケで、その名前はオペラ「オルフェオとエウリディーチェ」で変えられた名前ですよね?


「オペラの結末は知ってる?」


今取り急ぎググってみました。ギリシャ神話とは違い、ハッピーエンドの様ですね。


「私と彼の人生は順風満帆だったからこっちの方が近いかなーって。名前はどちらで呼んでくれても良いわ。」


折角エウリディーチェと名乗ってくれたからそちらで呼びます。彼と言うのはオルフェオもしくはオルフェウスの事ですか?


「名前は違うけれど、オルフェウスのモデルになったのは私の夫よ。」


おお、天才的な竪琴奏者は実在していたんですね(*゚∀゚*)


ではエウリディーチェさんのお仕事を教えて貰えますか?と言うと、彼女は待ってましたとばかりに竪琴を見せてくれました。


「私はソリストの演奏家を応援しているの。勿論ムーサ(音楽の女神集団)の一人よ。」


ニンフ(木の妖精)じゃなくてムーサだったんか。だから旦那さんもソリストなんですね。


さて、神話の検証しますか。
確かオルフェウスは毒蛇に噛まれて死んだ妻エウリュディケを返して貰う為、冥界に行ったと言う話でしたね。あれは本当ですか?


「あの話で合っているのは彼が類稀なソリストだった事と、冥界まで追っかけて来る程私と愛し合っていた事だけよ。実際冥界に行ってはいないけれどね。」


サラッとのろけたw


「私は彼と一生添い遂げたの。彼は寿命で亡くなるまで生涯現役だったわ。」


めっちゃハッピーエンドじゃないですか。これも後世の人に話変えられちゃったパターンですね。


「私は彼の奏でる音に惚れて、伸び代がどこまであるのか見届けてみたくなったの。だから一生かけて私が持つ全ての技術を彼に伝授したのよ。」


原石見つけた音楽プロデューサーみたい。

高次の存在は広く浅く付き合う方ばかりかと思ってたけど、一途な方もいらっしゃるんですね。


「彼はとても筋が良くてね。私の技術をどんどん吸収して、神話で語り継がれるまでの音楽家になったのよ。“アイツはワシが育てた”」


唐突なおっさん口調やめてwww


「これ一度言ってみたかったの♪」


やだ可愛いw音楽関連の神様って陽キャな方が多いからオモロいわー。

冥界下りの真相

それで旦那さんは冥界には行っていないとの事でしたが、日本の伊邪那岐が伊邪那美に会いに行く話とよく似てますよね。あれも土台になったエピソードがあるんですか?


「多分あれは冥界じゃなくて、地底の世界に行った話がオリジナルね。昔は何か大事な話がある時、私達のリーダー格の人が地底人の所へ話をしに行く事が度々あったのよ。」


いや待って。今地底人て言いました?地球には地底人が本当にいるんですか?


「いるわよー。地底人は独自の文化を持っていて地上人とは関わらないようにしているの。」


爆弾発言キター!(°▽°)
いや、ムーとアトランティスの話が出て来てからいるんじゃないかとは薄々感じてたんです。
でも何で地上人と関わらないようにしてるんですか?


「色々理由はあるけれど、地上は空気が汚れているから地底人にはキツいのよ。それにたとえ地上に出て来て地底人と名乗ったとしても、誰も信じないでしょ?」


まあ…そうですね。ふざけてる人か痛い人かと思われて終わりかな。


「彼らが地上人と交流を始めるのは、地上人がスムーズに自分達を受け入れるようになってからね。」


地底人の皆さんは高次の存在達が今の地球にどんな風に関わってるかを把握してるんですか?


「地底人とはそこそこ交流があるからねー。山の上からUFOが出たり入ったりする映像がたまに撮影されるでしょ?あれが今時の『冥界下り』なのよ。」


やばっ…情報開示しまくりやん((((;゚Д゚)))))))
そこまでバラして大丈夫ですか?


「ヘーキヘーキ♪て言うか、あなたすでにムーとかアトランティスの情報で十二分に深入りしてるじゃない。」


そうでした…(^_^;)いやそれも全てが正しいかどうかは疑問ですが。


でもお二人がとびきり幸せだったと言うのが分かって良かったです。


エウリディーチェさん、ありがとうございました。