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「生理の貧困」意識調査 まとめ

みなさま、ご協力ありがとうございました!

先日4日(noteへの掲載は5日~)から25日まで実施していた「生理の貧困」の実態調査の結果をお伝えします!

実施期間3週間で57人の方にアンケートに答えていただきました。ありがとうございました。

研究会発足からわずか3カ月で、同女大生だけでなく多くの方々から回答をいただけたことに大変驚き、また自由記述欄にもご自身の考えを書いていただき、「生理の貧困」について考えていただけたのではないかと感じています。

さて、今回の調査結果では回答者の中に「生理の貧困」で悩んでいる方はおらず、貧困の実態を調査することはできませんでした。しかし回答していただいた多くの方々から「貧困下にいる方への適切な支援を望む」、「社会全体で生理に対する意識を変え、取り上げる機会を増やし、考えたい」という声が多く寄せられました。

そこで、同志社女子大学サステナブル研究会では、「生理の貧困」に向き合うため、「生理」と「貧困」という二つの観点から問題深刻化の原因などについて根本から考えていきたいと考えています。

最近は多くの報道番組等で同問題について特集が組まれており、人々の関心が集まっている一方で生理についての理解が進まない実情もあります。

その理由の一つに「相対的貧困」の特徴が深く関わっていると考えられます。「相対的貧困」とは「ある地域社会の大多数よりも貧しいこと」(注1)を指し、「ある最低必要条件の基準が満たされていない状態」(注2)(注1、注2 独立行政法人国際機構 国際協力総合研究所,2008,p.98)である「絶対的貧困」に比べ、外見から判断することが難しい貧困状態です。普段おしゃれなあの人も、貧困下にいるかもしれないのです。

そういった、周囲が気付きづらい問題への理解は難しく、意識もなかなか変えることができません。

私たちはまず、貧困への意識について考えるため学内で行われるフードドライブで意識調査を行うことにしました。食品回収に協力していただいた理由を聞くところからでも今後に繋がる収穫があればと思い、実施します。

また、「生理」についても考えるため、今後ゲストスピーカーをお招きしてお話する機会も実施できたらと考えています。

「生理の貧困」への意識が少しでも変わるよう、小さな活動から始めていきます。これからも情報を発信していくのでよろしくお願いします!

詳しい「『生理の貧困』意識調査 まとめ」はこちら↓

参考文献:独立行政法人国際協力機構 国際協力総合研究所(2008)『指標から国をみる~マクロ経済指標、貧困指標、ガバナンスの指標の見方』

https://www.jica.go.jp/jica-ri/IFIC_and_JBICI-Studies/jica-ri/publication/archives/jica/field/200803_aid02.html


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