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小沢健二さんの配信ライブを見た

24日行われた「キツネを追ってゆくんだよ」という配信ライブ。ライブと言っても語りとエッセイの朗読だけで、演奏はなかった(エンディングのみ、このライブのテーマ曲が、口笛とギターで演奏された)。これも彼らしいやり方だ。お馴染みの、スチャダラパーBOSEさんもゲストで出ていて、二人のトークもあった。

語りの内容について詳細は書けないが、以前から彼がフィールドワークして研究している欧米文化や、それと比較した日本についての話題が多かった。


語りの中で自身の楽曲の歌詞を絡めて話す場面もあったので、具体的に言及された曲をまとめておく。まず『ローラースケート・パーク』。

「ありとあらゆる種類の言葉を知って 何も言えなくなるなんて そんなバカなあやまちはしないのさ」という歌詞に言及していた。知れば知るほど何も言えなくなる昨今の社会において沈黙するのか、それでも何か発信するか、というような話だったと記憶している。


次に、『Camera Full Of Kisses/全ての言葉はさよなら』という曲。

「分かりあえやしないってことだけを分かりあうのさ」という歌詞は、彼が21歳の時に書いたらしいけど、30年経った今も彼の根っこにはこの言葉があるという。

そういえば以前、この曲について僕が書いていたものを思い出した。


そして『流動体について』。


これはトークの中で、「意思は言葉を変え 言葉は都市を変えてゆく」という部分にBOSEさんが言及していた。



彼の書籍やエッセイが好きな僕にとって、この配信ライブは嬉しかった。技術的なトラブルもあったけど、そういうライブ感も、また良い。


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またこういう配信をしてほしいと思う。もちろん、実際のライブにもいつか行きたい。


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