見出し画像

日本の常識は世界に通用しない! 〜治安編

このテーマになると、ネタが有り余るほどあって、何から書こうか迷ってしまう。
まずは治安について。

長らくの海外滞在から帰国すると、良くも悪くも細胞に染み付いたような癖が数ヶ月抜けない、ということはよくある。海外経験している人も共感できるのではないか。

最近東京に行ったのだが、都会に行くと何かの危機管理能力が作動するのだろうか、リュックを背にして人混みを歩いていると
「開けられるかも!!!」と妙に不安になった。
いやいや、ここは東京だぞ。日本だぞ!そう言い聞かせても、落ち着かなくなってきて、終いには前掛けにして歩き始めていたことに、我ながら悲しくなった。
分かっているのだ、ここは東京だ!!日本だ!
トラウマなのか?トラウマなのか?!

実はバルセロナで何回かすられた事がある。その前の5年間でもっと危険度数の高い国を経験してきたのにも関わらず、だ。。。

私としたことが!と思った。スペインより治安が悪い国なんてたくさん通過してきたのにも関わらず、
旅慣れしてしまったせいか、そこらへんの意識が薄れ始めてしまっていた。

画像1



駅の人混みの中で、エスカレーターに乗っていたら、何者かにバックを開けられた。それを見ていた周りの人が「気をつけて!開けられてるよ!」と教えてくれた、それは大層びっくりした。
バルセロナでのスリ勧告は毎日のようにされるし、毎日誰かが被害に遭っている。それも何軒もある。
この時は開けられただけで、幸い何も盗まれなかったのだが、とにかくショックだった。
「旅に慣れすぎた…」とさぞかし凹んだ。

そして数ヶ月後、今度は本当にやられた。
やはり駅だった。
不注意で閉めていなかった腰に巻いていたポケットポーチ。それを狙われた。私が別に意識を向けていたら、あっという間にやられたのだ。
それに気づかず、やはり周りの人が教えてくれることになったのだが。
1度やられかけ、身を引き締めようと思ったのにも関わらずやってしまった。。。
日本の感覚で来る人は、結構やられている。
そして、旅に慣れた旅人のやられた話もよく聞いていた。
私は最新の注意を払っていると、ちゃんと気をつけなさいよ〜と海外生活ベテラン気取りでいた。
そんな隙を狙われるのがバルセロナだ。
何年も住んでいる住人ですら被害者になる。
そんなちょっとした隙を狙ったプロ並みの手口の盗人がわんさかいるのだ。

日本は財布を落としても、戻る確率がものすごく高い国。
海外生活は本当に楽しいのだが、その安心感に慣れず、細心の注意は常に持っておいてくださいね。

レストランに入った時でさえ安心できなかったのは、特にブラジル、ウガンダ、カンボジア、インド。
席についても、隣の席にバックを置いて食事…がなかなか怖くてできない。
バックはかかえるか、取られずらい場所に置いておいて食事を取らなくてはいけない。
慣れてしまえばなのだけど、こう至った緊張感ははしらせておかないといけないのが海外生活の実際のところなのだと感じています。

リオ、ブラジルは、昼でもタクシー移動しろと言われるのがよく分かった。昼間もバック抱えて歩いているのは怖かったものだ。

ヨーロッパのバスやメトロの中、取られたくないものがあったら、寝落ちは結構危険だ。バック取られるか、開けられて盗まれるか…

ウガンダにいた時は、かなり厳重にしていた。くつの中足裏にお金をたたんで移動したりしていた。これくらいの緊張感は持っておいて本当に損はない国がこの世界にはまだまだ沢山あるの。

だから、日本は本当に安心安全!!

なのに、東京での人混みトラウマが…なんか旅人の性を見たような
なんか居た堪れない気分になったのであった。

そんなところにエネルギーを注ぐ必要なしに暮らせる国にいられることは
なんという安心感なのだろうと、常々思うのでありました…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?