今回は2022年産の注目度No.1で一本。日本最強牝馬の初仔だけに期待は高まるが、米国最強牝馬のゼニヤ○タやアゼ○のスベり方を見ると、燃え尽き症候群が心配になるのも事実。しっかり「預言」していこう。

アロンズロッド

父エピファネイア×母アーモンドアイ　牡　美浦　国枝栄

【血統分析】

エピファネイア×ロードカナロア×サンデーサイレンスの配合。三代母・ロッタレース、母母フサイチパンドラともに1頭しか走る馬を出していないが、その1頭がG1を勝つという「一発屋牝系」である。母アーモンドアイはNureyevとSex Appeal（※Try My Bestの母）のクロスを持ち、欧州ND系のスタミナをベースにしつつ、サンデーサイレンスやStorm Catのスピードを活かした配合、となる。

当馬の父はエピファネイア。まず父母シーザリオは非常に相性が良く、Sadler's Wells≒Nureyev、サンデーサイレンス4×3が活きている。問題はシンボリクリスエスが持つ米血スタミナで、これがロードカナロアやロッタレースと反応することで米欧混血のズブさが出そうだ。母ほどのキレる脚は使えないはずで、適正距離は1600ｍ～2000ｍ。タフな馬場ベターで、直線の長い東京、京都が合う。重馬場もダートも普通にこなす。

【個体分析】

5/2入厩済。1月産まれで順調なのは当然プラス。NF天栄×国枝厩舎なら、オトクなルメールセットが無料で付いてくる上、新馬戦から過剰な接待競馬が行われるのは大きなプラス要素になる。課題があるとすれば、意外とキレないタイプだけに上級条件では2～3着が多くなりそうな点。また皐月賞・ダービーの舞台は適正があまり高くないのも気になるところ。ただPOGと考えた場合、ある程度のポイントはしっかり稼いでくれるはずで、ドラフト1位で行っても恥ずかしくないくらい、小銭はしっかり稼いでくれるだろう。

【結論】

A評価。1月産まれで順調、ルメールセットと接待競馬が付いてくるので大スベリはない。意外とキレないタイプだけに、上級条件では2～3着が多くなるタイプだが、しっかりポイントは稼いでくれるはず。適正距離は1600ｍ～2000ｍ、タフな馬場ベターで、直線の長い東京、京都が合う。

（評価基準）
S評価：私の特注馬
A評価：ドラフト上位候補
B評価：リストに入れたい
C評価：情報次第でリスト入り
D評価：私には推せない
Z評価：Z評価