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【読書感想文】ザ・ファシリテーター

読書感想文その5。

なぜ読んだのか

スクラムで開発していると如何にミーティング(スクラムの文脈ではセレモニーと言う)を効率的に進めるかが、生産性を向上させる最大の要素だと考えるようになった。

知人にファシリテーションのオススメの書籍を聞いたら本書と、同じ著者のファシリテーターの道具箱とファシリテーター養成講座を教えていただいたので読んでみることにしました。

本の内容

ファシリテーションの入門書。

物語形式でファシリテーター(ファシリテーション)とは何かという話と、分析手法、フレームワークを紹介している。

感想

Not for me.

紹介されている分析手法やフレームワークはどこかで見たことがあったり、体験したことがあるものばかりで特に目新しいものはなかった。2004年の書籍なので当時は違ったのかもしれない。

ファシリテーションの本なので、構成が物語形式なのは自然な流れとは思うが、やはり物語形式のビジネス書は苦手。どうにも助長に感じられる。その会話必要ないやろ!と思って読み飛ばす作業が発生するので良くない。

ビジネス書としての性質上、ストーリーは在り来たりで、御都合主義的。それでいて主人公の設定は活かせてないし、何のために設定したのか疑問。

次はファシリテーターの道具箱とファシリテーター養成講座を読んでみようと思う。(まだ読んでないけどこっちだけ読めば十分だった気がする...)

本書を読んだ上で、ファシリテーションが上手くいったなと思うミーティングを振り返ってみたが、参加者全員が同じ目線で議論できている時はいつも上手くいっている気がした。

おそらくファシリテーションの上達に近道や特効薬は無くて(同じミーティングは二度と無いので)、参加者全員が少しずつ成長することによって、ミーティングが徐々に効率的になっていくんだろうなと思った。

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