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やり遂げたてとその後

 このところ調子がすこぶる良かった。朝は6時前には目が覚めて、6時にかけている目覚ましの音と共に身体を起こす。そこから身支度をし、10分から15分程度走りに行く。少し走っただけでも汗だくになるのでシャワーを浴びて執筆活動に入る。

 こうして2ヶ月程度かかって1冊の本が完成した。最後の追い上げ、かき上げとチェックには5日かかって本が完成した。

 前回出版した時はブログの総まとめであったので、休みつつも2週間程度で完成に至った。これまで考えてきたことの寄せ集めとは言いつつも、予想よりも時間がかかった。

 そして今回はかき集めではなく、書き下ろした。伝えたいことに合わせて全て一から紡いでいった。終わってみた感想としては、この度はずいぶんと時間がかかった。本当なら8月の中旬くらいには終わっていたかった。作業の見積もりが甘々ということがわかる。

 今回の執筆は私にとって挑戦であった。誰かに何かを伝える時は大抵、アウトラインから考える。論文であっても同様だ。特許であっても同様だ。特徴となるような、差別化されるような、効果となるようなことを主張するための、わかりやすい筋道を立てる。

 しかし今度の執筆はあえてアウトラインを考えなかった。どう魅せるかという事を狙わなかった。読者からの印象を考えずに、自分の思うことを書いた。

 筋道を立てずに見切り発射するとたいてい発散する。今回も例外とはならなかった。最後にスムーズな流れになるように調整に時間がかかった。ただ個人的にはたいへん面白いものになったと思っている。書き上げて満足している。

 私は面白い本は目次を見ればわかると思っている。なぜなら章立てがユニークだからだ。章立てを見て筆者の主張がわかるようなものは大抵おもしろくない。ただの方法だけが書いてあり、脳が飽きてしまう。参考書のような定理などを求めている人にとってはありがたいと感じるかもしれないが、私の場合は飽きてしまう。今回の本は章立てが面白いので、私の持っている法則から乗っ取ると面白いと思える。実際に自分で書いたものにも関わらず、自分でバイブルのように読み返すくらい気に入っている。

 以前にも1度本を出した。その時はまだ肩肘を張っていた。気負っていた。何か生み出したいとは思いつつも、なかなかうまくできない自分に悩んでいた。自分は何を考えてどんなことに興味があるのかわからなかった

 今では自分の興味の方向が手に取るようにわかる。その方向は自分を”成功”に導くと直感的に思えている。自分は大丈夫だと心の底から思えている。自分がどんどんユニークになっていく様を見て、自分で満足している。

 この度は本を一冊書き上げたが、今後はもっと広がっていくだろうと思える。深めていけるだろうと思える。それが世の中の需要にこたえるかのように、収入を得られる様に心のどこかで安心しつつも、これで良かったんだと実感を持って思えている。どうして恵まれた会社に戻ろうと思えようか。


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