垢を変える人

SNSのアカウントを変える人がいる。定期的に変える。なぜ変えるのかと言えば、面倒なことに巻き込まれるからである。

そのような本人は人のことが好きで人とかかわりたい人である。ネットの中の発信者の状態にに共感し、コメントする。自分も発信したりする。

しかし、なぜか面倒なことに巻き込まれる。かまってほしい人に囲まれる。執着心の強い人に囲まれる。攻撃する人に囲まれている。なぜかストーカーじみたことをされたり、何かを強要されたりする。そうしてアカウントを変えるに至る

このように垢を変えることになるのは、不安を抱いているからだ。不安を感じるのも避け難い困難があったためだ。何かと理不尽な環境に置かれた。大変な環境に置かれた。何かとできることを要求された。そのままでいいとされなかった。

不安を感じているため、自分のことを話す。大変だったと話す。このどうしようもない孤独を、罪悪感を、気づいてしまうことを、怒りを、憎しみを発信する。時にはそんなことを発信することもできないくらい弱ることもある。やる気も出ない。しかし、元気な時はどこか衝動的になるので、同じような人に関わる。

このような人は無頓着な人のそばにいることである。無頓着である人は相手に対してあれこれ言ったりしない。リアクションは薄い。しかし、無頓着な人はしっかりと相手のことをみている。変化に気づく。そうねぇと大変な時でもそばにいて離れることはない。それは変わるこのない植物のような形である。ペットのような形である。いつも変わらずそこにいる。イキイキと本人ができることをして生活している。

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