2024年5月の日記(娘9歳)

5月1日(水)

朝、食卓で娘に「おはよう」と伝えると、ぷいっとそっぽを向かれた。(…え? また朝から不機嫌? 嫌だなぁ〜)と困惑していると…

「これ見て!」と、後頭部に付けた蝶の形の髪留めを見せてくれた。「かわいいね。いいじゃん」と伝えると、満足そうに笑っていた。一緒に食事をとりながら、娘から他愛のないクイズが出題された。

娘「クーイズクイズ」
私「なーんのクイズ?」
娘「にぃに(いとこの兄ちゃん)がうちに遊びに来るのは明後日の夜か?」
私「明後日だよね。…あ、もしかして、今日の夜? 早まった?」
娘「正解!今日の夜!」

娘はにぃにが大好きだ。

けれど、「にぃにが来るの早まった!」と言わずにクイズにした。その感じがなんとも愛おしかった。楽しみのおすそ分けというか…ワクワクがすごく伝わってきた。GW、賑やかになりそう。


5月2日(木)

朝、食卓で「きょうは水色のヘアピンがいい」と言う娘。ママが探して持ってきて「薄紫ね」と言った。確かに薄紫に見える。でも娘にはそのヘアピンが「水色」に見えるという。そこから世界各国で虹の色数の認識が違うと言う話になった。日本は7色。アメリカでは6色、台湾では3色、南アジアのある地域では「赤」と「黒」の2色…娘は「なんで?黒なんてどこにあるの?」と不思議がっていた。

それから「見ること」について実験している有名な動画を娘に見せた。バスケットボールのパス回しをする6人の男女。そのうち3人の白いTシャツを着た人がパスを出した合計数をカウントしろ。と言うものだ。

https://www.youtube.com/watch?v=vJG698U2Mvo

この実験の意味するところは、山口周さんの今朝のnote「見る力」で詳しく解説されているが…

自分の見えていることが他の人にも当たり前のように見えている、と言う誤解。そして逆もまたしかり。そう言う話を娘にした。娘は「ふんふん」と(たぶん)興味深そうにうなづいていた。

今朝の食卓も平和だった。


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