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本を読むこと

ここ最近「本」といえば
自己啓発系の本ばかり読んでいた。

小説は読んでも途中で
挫折したり、途中で期間が空いてしまい
1冊きちんと読めていなかった。


長い活字を追いかける事に
疲れてしまっていたかもしれない。
好きだった「想像する」事にも
疲れていたかも。


久々に、積読になっていた所から
文庫を引っ張り出して鞄に放り込んだ。


タイトルも作者もカバーをかけていて
わからなかったけれど、
「この位ならきっと読めるだろう」
って手にした本。

その本は4編の短編小説をまとめたものだった。
多分、帯と作者をみて選んだ本だ。
最近買った本だったけれど、この作者の本を
買ったことすら忘れていた。


通勤時間と昼休みに少し読む程度。
久々に読んだ小説は
さらさらと読みすすんだ。
特段大きなインパクトや、
感情の揺れはほぼない。
文字を追いかけ、主人公とやってくる客、
主人公の彼氏の会話などを少し想像しながら
淡々と読んだ。


しかし、一旦読み始めると
時折、仕事もそっちのけで続きを読みたい
衝動にかられる。
今回の小説も短編ながら早く一通りの
結末までは読みたい、という気持ちにさせた。


夜、特段ドラマに興味がない私は
部屋に行き、続きを読むことにした。


ベッドで本を読む事・・
読み進められる自身は全くない。
でも「最近してなくて、したかった事」の1つ。
どこまで進められるだろうか・・・


案の定、数ページ読んだら、
いつの間にか寝ていた。
でも、指はしっかり記憶のある
読んでいたページを挟んでいた。

何も掛けずに寝ていたので、
寒くて起きたようだ。

しおりを挟み、眼鏡を外し
「はぁ・・・」っと息を吐きながら
薄い毛布をかけ、また眠る。

電気がついているが、
ちょっと手を伸ばすことすら
億劫だった。

「電気代かさむけど、もう、いいや」
「こんな食っちゃ寝したら太るなぁ」

そんなことをボーッとした頭で考えながら
再び深い眠りへおちた。


翌日の通勤時間は読書タイムになった。
この感覚も久しぶりだ。

「ひと駅乗り過ごしたい」
「仕事より本を読み続けたい」

なんて思いながら。

お昼もそこそこに、15分程で読み終えた。

手帳の「よんだ本リスト」に久々に記入した。
ノートにも感想を書いた。
これも久しぶりだ。


久しぶりの感覚は
さらっとやってきて、
さらっと終わってしまった


本を読み終えた後の
心をどこに置けばいいのかわからない感覚を
味わっているが、フワフワしている。


早く、別の作品へ。。。。

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