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ヨシダナギ写真展 レポ

西武池袋で本日まで(まだ間に合う!急げ〜!笑)開催中の、「NAGI YOSHIDA NEW EXHIBITION HERO&QUEEN展」に行ってきました!

彼女を一躍有名にした、エチオピアの部族"スリ族"との交流の様子や写真はもちろん、アフリカ以外の(南アメリカ、中央アジア、インド、タヒチ、そして日本のアイヌまで)あらゆる部族・民族の写真を余すことなく堪能でき、

また、今回はHERO(部族・民族)&QUEEN(ドラァグクイーン)の二大コンセプトによる写真展だったため、ニューヨーク、フランス、日本の超絶個性的なドラァグクイーン達の写真も楽しめました。

かなり見応えがあって、じっくり観て回っていたら2時間経っていた…
それもそのはず、90点以上にも及ぶ今回の展示は、ヨシダナギのキャリアにおけるファースト・ピリオドとして開かれたもの。

波瀾万丈な彼女の生き様までもが、まざまざと伝わってくる、そんな展示会なのだ。
(そして彼女と誕生日が同じ私は、謎のシンパシーを感じて止まない!)

知っての通りカラフルな世界観はもちろん楽しめる。
でも私が1番感動してしまったのは、写し出された人物達の表情。
笑顔でも、真顔でも、はにかむように照れていても、皆生き生きとしており、そして「写真を撮られるための」よそゆきの姿ではない、その人の持つ内面を、ありのままを、そのままの状態で写されている。
それはまるで居間でくつろぐ家族写真のような。
まるで仲の良い友人とじゃれながら撮ったスナップ写真のような。

HEROもQUEENも、最高にドレスアップした姿で撮られているのに

国籍も言葉もバラバラな人々がそこには写し出されているのに、なぜか全員と友達になれそうな気さえしてくる。

少数民族やドラァグクイーンなどのマイノリティ(もはやこの令和の世で彼らはマイノリティでさえ無いのだが)を被写体にする写真家はこの世に大勢いる中で、ヨシダナギがこんなにも観る者の心を掴むのは、そういうことでは無いだろうか。

写真とともに添えられたクレジットには、撮影時のエピソード、そして被写体となる人物達のとてもパーソナルな一面が書かれている。
友人に友人を紹介するようなテンションだ。

でも、もし、宇宙で宇宙人に囲まれて旅をしている時、もし人間を見つけたら
どこの国のどんな民族であろうと、「人間同士」という共通点だけできっと意気投合できるだろう。
そして目の前の宇宙人に紹介する時「どこの大陸のどこの民族で…」なんて説明はしないだろう。
「この人はこういう性格で、こういうことをして暮らしている人だよ」って紹介するだろう。
だって、宇宙人にしてみたら地球人なんて「全員地球人」なのだ。

そうだよ、私達は全員地球人で、同じ人間だよ。

展示を全て観終わる頃にはそんな思いがぐるぐると頭の中を駆けめぐり、

あぁ、世界中の人々が手と手を取り合えたらいいのに、
平和な世界がやってきたらいいのに、と

結局そんないつもの結論に辿り着くのだ。

「世界平和」なんて、きょうび、ちゃちな表現だろうか?
でも、どんなに「平和」という単語が薄っぺらで有り難みの無いものになったって構わない。

その言葉が擦り切れるまで、「平和が1番だよね」って言い続けます。

あらためてそう思わせてくれる、ヨシダナギ。
本当に観に行って良かったです。

写真はインスタにもたくさん載せています。
https://www.instagram.com/p/ClSrgGbvAIr/?igshid=YmMyMTA2M2Y=


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https://nagi-yoshida.com/

https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/ikesei-art-experience/2211002.html

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