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すきま風    詩

心の穴には母の居ぬすきま風。
スーと通り過ぎて涼しい風が穴をくぐります。
母に会うと骨皮の足をした姿につるん
とした顔は似つかわしくなくないようです。
大根足の肝っ玉母さんを望んでは見るがきゃしゃでそんな母も哀れみは必要です。
私の涙は止まってとどこおっております。
深い海の悲しみにおぼれず上手く泳げば大人の証でもあるんです。

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