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入社半年の新入社員が社内スタートアップに飛び込んだわけ

はじめまして。EAC STARTUPSで開発メンバーをしている水野です。

突然ですが、みなさんは社内スタートアップというキャリアにどんなイメージを持っていますか? 華やかでチャレンジングなことができる一方、不安定でリスクも大きい。そんなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、私が社内スタートアップであるEAC STARTUPS(以下、EACS)に入った経緯を通じて、私たちの実情をお伝えしたいと思います。

自己紹介

子供時代から算数が好きで大学では数学を専攻。代数幾何学という分野を研究していました。
2021年4月に大学院を修了し、IT未経験ながらもソフトウェア開発がしてみたいと思い当社に入社。同年11月に現在のEACSに異動して活動しています。

EACSとの出会い

まず初めに、私がソフトウェア開発の世界に転向した理由からお話したいと思います。
大学院時代の私は、目の前の研究から「達成の実感」が感じられないような漠然とした不安感を持っていました。
もしかすると、「数学」という抽象的な世界が一因なのではないか?
もっと現実の世界で、人に役立つもの作って社会に貢献している実感を得たい。これが、ITエンジニアとして就職することを選択した理由です。

しかし、入社から半年ほど経ち、実業務に携わるようになっても不安感/焦燥感は変わりませんでした。もちろん、これから実務経験を積めば自然と解消するのかもしれません。ですが、私にはこのまま5年、10年とキャリアを積み重ね、できる仕事が増えてもこの感覚はなくならないという確信がありました。

そんなモヤモヤに悩まされていた頃、当社の上席執行役員から「社内スタートアップ部門に興味があれば面談をしてみないか」と声をかけられました。私は新たなきっかけを求めて、EACSとの面談に参加することにしました。

面談で感じた衝撃と、EACSのカルチャー

面接では、組織紹介の時点から強いカルチャーショックを受けました。他の組織説明では、事務的な業務内容の説明が面談の中心的な話題でした。
しかしEACSでは、「価値観と文化」という軸が、あらゆる説明の中心に据えられていました。そして、面談で説明された以下の言葉は、自身が抱えていた悩みに対する糸口となるものでした。

「自分達は答えがない世界の中で通用する本質的価値を生み出すために活動しているんだ」

その時ハッと気づいたのです。今までの自分がやってきたことは整備されたルート上で機械的に価値を生み出す行為。そもそも、価値を生み出すルート自体を見つめたり/整えたりすることに対しては、院生時代も含め、しっかりと向き合えていなかったのではないか?

「こんな価値観を持った組織で働けるチャンスは何度も来ない!」今までとは全く異なる環境に身を投じる不安は大きかったですが、自らを変えるために意を決してEACSに飛び込むことにしました。

実際にEACSに入ると想像以上に本質にフォーカスしていることに驚きました。
日々のタスクを計画踏襲的に進めるのではなく、本来の価値やゴールに繋がっているか検査し続ける。常に現状に甘えず、タスクの手法や方法論自体も1週間, 1日といった短い期間で改善し続ける。そんな文化が当たり前のように根付いていたのです。

仕事と向き合い方も変化しました。建前はともかく、「仕事」とは自分の感情を切り離して機械的に物事をこなすものだと思っていました。しかし、EACSでは自分の「やりたいこと」や「想い」を常に仕事に反映しながらも、その結果や効果についてしっかりと向き合うことが求められるのです。

実際に組織に所属してみると、想像していた以上に本質的価値と向き合う困難さに、自分の至らなさを痛感する毎日となりました。 しかし、ハードではあるものの、自身が求める環境で働ける機会は得難いものがあり、日々この機会をどう活かすか模索しています。

最後に

変化が激しく人生の選択肢が多い現代では、私のようなモヤモヤを抱えている人も多いのではないでしょうか? この記事が同じ悩みを持つ人の解決への何かきっかけになればと思います。

また、私の悩みを解消するきっかけをくれたEACSでは、一緒に働くメンバーを募集しています。この記事を読んで組織の文化/価値観に共感した方は、ぜひ連絡ください!

この記事の執筆者 :
水野 冴人(みずの さえと)
EAC STARTUPS所属の開発メンバー。社内スタートアップ部門でスクラム/アジャイルを学びながら、新規プロダクト開発に向けて活動をしている。スクラム関連資格として RSM™(Registered Scrum Master ※旧LSM)を保有 。