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【3つ以上は伝えない】

今日は『3つ以上は伝えない』
についてお伝えしていきます。

学生時代は大の勉強嫌い
だった事も影響して
中々覚えられませんでした。

『暗記ではなく五感で習得する』参照。


長期的記憶を目的として
五感をフル稼働させると
集中力を発揮します。


意識的に覚えようとする事は
確実に記憶として残ります。

かと言って1字1句の
細かいところまで
全て把握している
訳ではありません。

レオナルド・ダ・ヴィンチのように
空間把握力に長けている場合を除き
大まかな全体像を抑えて
流れを掴んでいます。

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セミナーや勉強会等の内容で
印象強く残っている事は
どういうところでしょうか?

「講義の内容が分かりやすく面白い」

「講師の人柄が強烈で残像に残っている」

「すぐに実践出来て役立つ内容である」

etc


個人的な所感で言えば
重要な要点が絞られていると
定着しやすいです。

内容が具体的で理解しやすい事は
当然ですが、瞬時にパッと
思い出せると良好です。


学校の授業、セミナー
勉強会等を含め
短時間で習得出来る事は
限られてきます。

あれもこれもと欲張っては
中途半端に終わります。


「マジカルナンバー」と言って
人間が短期的に記憶できる範囲は
7±2位になります。

7つ以上覚えているのは
長期的に記憶している事です。

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例えば
外車の車種を深く考えず
瞬間的に列挙してくださいと
言われたら

ベンツ BMW アウディ
アストンマーティン
フェラーリ ポルシェ
マクラーレン マセラティ 
ランボルギーニ ベントレー

etc


他にもあるでしょうが
自分が瞬時に列挙出来る事を
踏まえると7±2位になります。


興味関心のある分野は
好奇心もあり意識的に
関連付けて記憶しようと
していきます。

ただ教える側に関しては
ある程度絞り込むほうが
自分も進めやすく
相手にも伝わりやすいです。


よって大事な要点は
3つ以内にする事で
適切な範囲に収まります。

稀に5つ、7つ等もありますが
単語だけ等に限定します。


現代社会は
情報がありふれ過ぎて
混乱しやすい状態に
なっています。

『情報の8割は与太話』参照。

特にSNSは
「つながり」を求めて
あれこれ目移りしやすく
ついたくさん収集しがちです。

今の自分にとって必要かつ
最重要な情報は何かを
考えると明白です。

極論を言えば究極の1つに
絞り込んでも良いくらいです。


それだけ不必要で
余計な情報が
氾濫しているのです。

まず1つを完璧に極めてから
新しい事に切り替えていくと
メリハリもつきます。


ダイエットをしている時
「1人のトレーナーから指導を受けるようにする」

「食事法も1つのやり方を最後までやり抜く」

「ストレッチ等の動画を1つのジャンルだけに絞る」


スキル磨きをしている時
「1人のメンターから集中して学ぶようにする」

「考え方、学習法、心構え等も統一させる」

「他の情報はシャットダウンしておく」

etc


書籍、動画等も自分の感覚に
合ったモノを選択する事で
スムーズに運びます。

他者や周囲が推薦しているからと
言って安易に取り入れない事です。

他人が良いと評価しても
自分の感性に適するとは
限らないです。

自分の心の声を素直に聴き
実際に五感で確認します。


3つが難しいと感じる場合は
上記のように1つに絞ってから
徐々に幅や枠を広げていけば
良いと思います。

まずは1つでも
実践する事に尽きます。

習慣化して継続さえすれば
3つ以上でも習得出来ます。


また3つにする利点として
日本の文化的背景も考えられます。

日本において数字の三は
その読みが「みっつ」であることから
思いや願いが叶うという
意味の「満つ(みつ)」や
充足を意味する「充つ(みつ)」などと
考えられることで
昔から縁起がよい数字と
考えられてきました。


商品やサービスにおいて
3つの種類や価格帯が多く
「松竹梅の法則」
用いられています。

日常生活で2つだと物足りなく
4つだと微妙に多く感じる事から
3が選ばれやすいのでしょう。

ことわざやいわれにも三の文字が
含まれている事が多いです。

三を含むことわざ・慣用句・故事成語・四字熟語
石の上にも三年
一日三秋
一富士二鷹三茄子
三度目の正直
三人寄れば文殊の知恵
三年飛ばず鳴かず
朝三暮四
二人三脚
御三家
三本柱
七五三
二度あることは三度ある
盗人にも三分の理
早起きは三文の徳
仏の顔も三度まで
三日天下
三日坊主
三つ子の魂百まで
桃栗三年柿八年


さらに世界でも三の数字は
重宝されています。

エジプトのピラミッドは三角形をしていて
三は神聖な数字とされています。

宗教界でも三や三角形は
叡智を意味しています。

宗教的なシンボルとしても
三角形はよく使用されています。


キリスト教の宗教画には
よく三角形が描かれており
これは神、聖霊、子の
三位一体を表しています。

仏教においては
三種の神器(鏡、勾玉、剣)や
三宝(仏・法・僧)と三を聖数と
捉えている文化が存在しています。


他にも
世代(過去、現在、未来)
物質状態(個体、液体、気体)
三原色(赤、青、黄)
弁証法(テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼ)
武道(心、技、体)
脳の種類(爬虫類脳、哺乳類脳、人間脳)

etcがあります。


因みに三の本質は
「三位一体(肉体、精神、魂)」で
神の性質を表しています。

武道をしているので日頃から
「心技体」「肉体・感情・精神」は
馴染み深い概念になっています。


ビジネスや世間一般で使われている
「三日三月三年」も象徴的です。

「三日三月三年」とは
元々は芸事や修行の心構えを表したもので
三日我慢出来れば、三ヶ月は耐えられる。
三ヶ月耐えられれば、三年は頑張れる。
三年頑張れれば、一生耐えられる。
という意味


あくまで個人的な見解なので
絶対に3つ以上伝えないと
必要はありません。

5つでも分かりやすく
伝わるのであれば
全然構いません。

自分に合うよう
調整していきましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたの興味関心ある分野を
「マジカルナンバー」を使って
お聞かせください。

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