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Shibakawaの楽天イーグルス観戦記〔2017後半戦〕

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「東北・夢・再び」。2度目の栄冠へ、遂に「正念場」を迎える真夏の優勝戦線。梨田楽天2017年オールスター明け後半戦の戦記録を綴ります。 鷲好きなあなたと見届けたい感動フィナーレ。… もっと読む
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2017年7月の記事一覧

【試合評】美馬学vs安達了一、呑み込まれた「因縁の対決」~7月29日●楽天2-5オリックス

【試合評】美馬学vs安達了一、呑み込まれた「因縁の対決」~7月29日●楽天2-5オリックス



美馬崩れて3連敗。若鷹軍団とのゲーム差はゼロに楽天・美馬vsオリックス・山岡。
舞台を京セラドームに移した「東京ガス先輩・後輩対決」第2ラウンドは、koboパークで投げ合った前週とは真逆の結果になった。

中盤の6回、美馬が崩れた。
2-2の同点で迎えたこの回、先頭打者の四球から短長3連打を浴び、さらに犠飛で合計3失点、イニング完了を待たず、マウンドを後にした。(楽2-5オ)

3点を追った楽

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【試合評】勝率.385。首位楽天が抱える弱点とは?~7月28日●楽天5-11オリックス

【試合評】勝率.385。首位楽天が抱える弱点とは?~7月28日●楽天5-11オリックス



敗色濃厚でみせた7回意地の集中打5回裏に先発・塩見が1死満塁のピンチを招いて降板。
救援に入った二番手・戸村が火消しに失敗、一挙5点を取られ、6回終了時には2-7と5点を追う「敗色濃厚の14回戦」だった。

しかし、楽天は7回表、一気に反撃に転じる。
たちまち3点を返して、追いつき、追い越せの雰囲気が広がったラッキーセブンだった。

6回まで2発のホームラン含む4安打に抑えられていた相手先発・

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【試合評】岸「生命線」の精度を失って4敗目~7月27日●楽天1-5ソフトバンク

【試合評】岸「生命線」の精度を失って4敗目~7月27日●楽天1-5ソフトバンク



8月戦線不参加が決まった背番号1の抹消
我が目を疑うとは、このことだった。
試合前にNPBのウェブサイトで確認した登録&抹消。
そこに、昨日ソフトバンク戦(○E4-1H)の9回、セーブ機会を福山に譲った松井裕樹の名前があった。

報道によると、どうやら昨日から体の不調を訴えていたという。

菅野愛郁さんが届けてくれた試合後の梨田監督の談話。
「『少しかかりそうだなあ...』と話していましたね。

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【試合評】 後半戦の首位攻防。鷹の出鼻をくじいた「投打理想の逆転劇」~7月26日○楽天4-1ソフトバンク

【試合評】 後半戦の首位攻防。鷹の出鼻をくじいた「投打理想の逆転劇」~7月26日○楽天4-1ソフトバンク



今後の明暗を左右する1勝に

初戦を雨で流して迎えたソフトバンク3連戦の2戦目。
是が非でも取りたかったパリーグ首位攻防の要所を、楽天がみごとな逆転勝利で飾った。

ホークスとの直接対決を11試合残すことを考えると、局地戦での1勝かもしれない。
しかし、ぼくは『今後の明暗を左右する1勝』だと信じている。
本当に大きな1勝になったと思うのだ。

というのは、2位・ソフトバンクとのゲーム差が2.5

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茂木、ペゲーロ、岡島、藤田の不在よりも、shibakawaが実は心配していること

※この記事は2018年1月16日に追記・加筆しました。

こんばんは。
信州上田の山奥で楽天ファンやっている@eagleshibakawaです。

去る日曜日のオリックス戦(○E3x-2)は、興奮しました!
この筋書きは人気脚本家でもなかなか書けない。
そんな逆転勝利でしたよね。

相手先発・西勇輝投手は完封ペース。
楽天打線は7回まで散発3安打に封じられていました。
とくに西投手の看板球スライダ

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【試合評】「悩める狗鷲戦士」の逆襲劇~7月22日○楽天8-7オリックス

【試合評】「悩める狗鷲戦士」の逆襲劇~7月22日○楽天8-7オリックス



「悩める狗鷲戦士」の逆襲劇終盤、相手の反撃を受けて、4点差のリードがみるみる溶けて1点差まで肉薄されたオリックス12回戦。
球団史上13度目のルーズヴェルトゲームになった3時間37分の激戦を潜り抜けた試合後、今季19度目の満員御礼(※)で埋まった本拠地のお立ち台に登壇したのは、今江とアマダーの2人だった。

※・・・本拠地での数。東京ドームなど主催試合全体では22回を数えている。

両人ともヒ

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【試合評】最速151km出た! 鷲のドラ1、藤平尚真の現在地をリポート!~7月19日●楽天2-3西武

【試合評】最速151km出た! 鷲のドラ1、藤平尚真の現在地をリポート!~7月19日●楽天2-3西武



楽天は2軍もイースタン1位1軍と同じくイースタンの首位を走る楽天2軍は、オールスター明け、敵地西武3連戦でスタートしている。
カードの初戦を2-1の僅差白星で飾ると、2戦目は降雨ノーゲーム、そして西武第二球場の隣、メットライフドームに場所を移した第3戦目には、ドラ1の高卒ルーキー、藤平が先発した。

今回は、勝敗つかずだったが、6回1失点の好投をみせた藤平についてクローズアップしてみたい。

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【試合評】 6連戦日程の「難しさ」露呈した延長戦~7月20日●楽天3-4x日本ハム

【試合評】 6連戦日程の「難しさ」露呈した延長戦~7月20日●楽天3-4x日本ハム



6連戦日程の「難しさ」露呈7週連続で続く6連戦日程の「難しさ」なのか。
6回終了時にリードした試合展開の勝ちゲームを、まさか落としてしまう痛恨のサヨナラ負けになった。(これで同状況の戦績は42勝5敗)

5回終了時までスコアレスで進んだファイターズ13回戦。
先手をとったのは楽天である。
6回だった。この回から登板した二番手・谷元を攻略した。

先頭の5番・銀次が右翼線二塁打でチャンスメイク。

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【試合評】7回1安打無失点なのに8回継投。使い所を誤らなかった首脳陣の好判断~7月19日○楽天3-2日本ハム

【試合評】7回1安打無失点なのに8回継投。使い所を誤らなかった首脳陣の好判断~7月19日○楽天3-2日本ハム



札幌より30分早く始まった北九州では、2位の若鷹軍団が3位・西武と激しすぎるシーソーゲームを演じていた。

先手を取られたソフトバンクは4回、甲斐の2打席連続ホームランなどで追いつくも、その直後に二番手・モイネロが逆転を許してしまう。
再び追う展開のホークスは5回に4番・内川のソロ弾で同点。
翌6回には明石の犠飛で1点勝ち越し成功。
しかし、1点リードで迎えた終盤8回、セットアッパーの岩崎が金

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【試合評】 後半戦白星発進。右も左も翻弄した辛島航の好投~7月18日○楽天5-1日本ハム

【試合評】 後半戦白星発進。右も左も翻弄した辛島航の好投~7月18日○楽天5-1日本ハム



北の大地から南・福岡の敵陣本丸を目指し、いざ進軍!4年ぶりの栄冠を目指す「真夏の優勝戦線」。
昨夜、先に後半戦を白星発進したのは2位・ソフトバンク。
楽天とのゲーム差を再び1.0に縮めてきた。

勝利の味を知る常勝軍団は4月25日以降、楽天の勝率.649を上まわる.683。
イーグルスにとって負けられない日々のなか、7週連続で6連戦が組まれた「正念場のスケジュール」が、いよいよ函館から始まった

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