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Shibakawaの楽天イーグルス観戦記〔2017後半戦〕

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「東北・夢・再び」。2度目の栄冠へ、遂に「正念場」を迎える真夏の優勝戦線。梨田楽天2017年オールスター明け後半戦の戦記録を綴ります。 鷲好きなあなたと見届けたい感動フィナーレ。… もっと読む
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2017年10月の記事一覧

楽天2017年ドラフト、一夜明けての感想

こんにちは。@eagleshibakawaです。
信州上田在住の野球好き、郷里の英雄・真田幸村の「赤備え」がクリムゾンレッドに見える、楽天ファン。
1球単位のプレーデータから売り子お姉さんの売上ノルマまで、楽天に関する記録収集に熱を上げる記録好きで、それが高じて「ベースボールチャンネル」「野球太郎」「ベースボールキング」など野球専門媒体にも寄稿歴がある野球好きです。

さて、本稿では、昨日の201

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「へええ!」「想像以上!」「難攻不落ですね」   全体87番目85位指名。下位から『成功物語』を紡いだ、楽天・高梨雄平の圧巻・超絶・無双の戦績とは

こんにちは。@eagleshibakawaです。
信州上田在住の野球好き、郷里の英雄・真田幸村の「赤備え」がクリムゾンレッドに見える、楽天イーグルスのファンです。

楽天の2017年は、去る日曜日のCSファイナルステージ第5戦で終わりました。
世間はこれからオフシーズンに入ります。
しかし、このnoteでは今季総括や来季展望など、季節が冬に向かっても、楽天のことを熱く語り尽くしきたいと思います!

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【CS試合評】  崩れたVへの青写真。勝機を手放したキャプテンマークのKY劇~10月21日●楽天3-4ソフトバンク

【CS試合評】  崩れたVへの青写真。勝機を手放したキャプテンマークのKY劇~10月21日●楽天3-4ソフトバンク



塩辛コンビの想像を上まわる奮闘で始まったCSファイナルステージ。
パリーグ最多勝右腕と同最高勝率右腕を退けての価値ある2連勝だった。

イーグルスは戦績を2勝1敗とし、第3戦目以降は則本&岸の二枚看板で日本シリーズ進出へ王手をかける「Vへのロードマップ」。
しかし、この青写真が脆くも崩壊している。

前夜はエースが2試合連続の背信投球になった。
打線は苦手左腕を良く攻略したものの、「想定外の乱

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【CS試合評】 日本シリーズ進出の扉を押し開くCSファイナル2連勝~10月19日○楽天2-1ソフトバンク

【CS試合評】 日本シリーズ進出の扉を押し開くCSファイナル2連勝~10月19日○楽天2-1ソフトバンク



第3戦の則本から始まる表ローテを前に、『日本シリーズ進出』をその視界にくっきり捉えた、貴重な勝利になった。

今シーズン、このカードは接戦が大変多い。
本戦含めて27試合中、3点差以内が21試合、2点差以内は18試合、そして本戦のように1点差試合は11試合になっている。

このカード、楽天は強力な若鷹投手陣を相手になかなか点を取ることができていない(1試合平均3.56得点)。
一方、投手陣の頑

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【CS試合評】  想いを乗せた三者三様の一発攻勢、塩見&嶋の息合う共同作業~10月18日○楽天3-2ソフトバンク

【CS試合評】  想いを乗せた三者三様の一発攻勢、塩見&嶋の息合う共同作業~10月18日○楽天3-2ソフトバンク

一夜明けてなお、「感動の余韻」が、ぼくの全身を包んでいる。

所沢で2連勝して福岡に進軍した鷲軍が、その初戦に素晴らしい敵地勝利を飾った。

あれから約6年5ヵ月、プロ初登板・プロ初勝利を記録した思い出の敵地マウンドで、先発・塩見が「一世一代の仕事」を成し遂げている。
若鷹軍団を5回まで散発3単打の無失点に抑え、2塁すら踏ませない快投。
6回を投げ切り、四死球ゼロの1失点にとどめる役割全うの89球

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【CS試合評】  岸孝之「使用上の注意」を良く読んだ、梨田監督の継投作戦~10月15日○楽天4-1西武

【CS試合評】  岸孝之「使用上の注意」を良く読んだ、梨田監督の継投作戦~10月15日○楽天4-1西武



潮目を変えた第2戦地元・河北新報が10月15日付で「梨田監督続投へ」と報じたとおり、楽天は2年契約を終えた梨田監督に来季の指揮も委ねることになりそうだ。

梨田政権3年目の2018年は『助っ人選手への依存からの脱却』が大きなテーマになると思っている。

今年はウィーラー(31本)、ペゲーロ(26本)、アマダー(23本)の3者揃い踏みでNPB史上初の『外国人トリオ年間20発』の快挙を達成した。

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【CS試合評】 一大決戦で今シーズン最低最悪の負けゲーム~10月14日●楽天0-10西武

【CS試合評】 一大決戦で今シーズン最低最悪の負けゲーム~10月14日●楽天0-10西武



今季最低最悪の二桁失点零敗ゲーム3位からの下剋上の期待を胸に迎えた所沢決戦の第1ラウンド。
しかし、僕ら鷲ファンに突きつけられた現実は、今季最低・最悪だった。
10点以上の得失点差をつけられ零敗を喫したのは、今季のレギュラーシーズンでは1度もなかったこと。
それは、昨年9月14日ソフトバンク戦(●E0-14H)以来だった。

あまりにも完膚なきまでに打ちすえられた敗戦劇は、盛岡で則本が自己最悪

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《CS前評》圧倒的支配力でねじ伏せろ!  鷲のエースに授けたい「パ首位打者」秋山翔吾封じの秘策とは?

おはようございます。
信州上田在住、郷里の英雄・真田幸村の「赤備え」がクリムゾンレッドに見える楽天ファンの野球ブロガー、@eagleshibakawaです。

さてさて、クライマックスシリーズ1stステージ。
遂に決戦当日の朝を迎えました!

3試合制で2勝で勝ち抜けですから、初戦がとっても大事。
過去のデータを紐解いても、初戦白星なら1stステージの突破率は91.3%と言われていますから、エース

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ソフトバンク工藤監督にバレてしまっている、楽天ウィーラーの致命的すぎる弱点《CS前評》


CS突破に欠かせない菊池雄星ほか左腕の攻略みなさん、こんにちは。
信州上田在住、郷里の英雄・真田幸村の「赤備え」がクリムゾンレッドに見える楽天ファンの野球ブロガー、@eagleshibakawaです。

来たる決戦、クライマックスシリーズが、いよいよ明日に迫ってきました!

3位の悔しさを晴らすべく、所沢に乗り込み、いざ!炎獅子退治!!
そして福岡へと駒を進め、若鷹軍団に借りを返し、2013年以

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【試合評】  見応えあった高卒4年目&3年目の投打躍動劇~10月11日●楽天4-5x広島



若鷲、赤ヘルに一歩及ばず...月曜日から宮崎で開幕した秋季教育リーグ「フェニックスリーグ」。
秋晴れすぎるほどの晴天に恵まれた大会3日目、イーグルスは日南市の天福球場で戦い、9回裏に惜しくも4-5xの逆転サヨナラ負け、今大会初の黒星になった。

対戦相手は、今季のウエスタンリーグ覇者で「2軍の日本一」に輝いた広島。
両軍ともに2連勝で迎えた中、楽天は一歩及ばなかった。

楽天先発は今野、5回ま

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【試合評】  最終戦で完全復活。獅子退治に欠かせない1番・茂木の戦陣録~10月10日○楽天5-0ロッテ

【試合評】  最終戦で完全復活。獅子退治に欠かせない1番・茂木の戦陣録~10月10日○楽天5-0ロッテ



今季ワースト2位の客入り最終戦の観客動員数は20,379人だった。
この数、僕らファンの「後半戦の失望感」を良く表していると思う。

今季のkoboパーク1試合平均動員数は25,299人。
それを約5,000人も下回ったのだ。
本戦が平日デーゲームということを考慮に入れても、寂しい数字である。
それは4月12日西武戦(●E5-10L)の20,329人に続くkoboパーク今季ワースト2位だった。

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【試合評】 同調圧力に屈しない高梨の強心臓と青山500登板達成~10月9日●楽天1-3日本ハム

【試合評】 同調圧力に屈しない高梨の強心臓と青山500登板達成~10月9日●楽天1-3日本ハム



最強打者を相手に絶好の予行演習「巡り合わせに感謝したい」。
試合後、NPB最終打席になった大谷翔平との対決を回顧し、そのような言葉を綴った高梨。
今週土曜日から始まるクライマックスシリーズを前に、これ以上ない「絶好の予行演習」になった。

ゲームは楽天が1点を追う展開で7回表ファイターズの攻撃を迎えていた。
6回まで2失点と好投を演じた先発・美馬が、制球を乱した。
先頭打者に四球を与えた後、後

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【試合評】 ポテンシャルを見せた、古川有利あっぱれ渾身のプロ初完投!!~10月5日●楽天2-3xロッテ

【試合評】 ポテンシャルを見せた、古川有利あっぱれ渾身のプロ初完投!!~10月5日●楽天2-3xロッテ



奮闘した古川&下妻の若手バッテリー渾身の力投だった。
高卒4年目の古川が1軍通算14登板目で遂に真価を発揮した。

1軍では自己最多になる8回2/3、118球。
未体験ゾーンに入りながらも、ロッテ打線の安打を投球回を下まわる数に抑えて、四死球は1つも出さなかった。
今シーズン、8回以上を無四死球で終えた楽天先発投手は、美馬(5/6西武戦、5/20ロッテ戦、9/19日本ハム戦)、則本(6/26オ

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【試合評】投打の大黒柱が存在感を発揮!! ようやく止めた西武戦の大型連敗~10月2日○楽天2-1西武

【試合評】投打の大黒柱が存在感を発揮!! ようやく止めた西武戦の大型連敗~10月2日○楽天2-1西武



エースと4番の獅子退治!エースがエースの仕事を全うした6回1失点だった。
則本の闘志溢れる130球に応えたのが、4番による4番の大仕事!
0-1と1点を追った6回、ウィーラーが一振りで事態を打開した。
好投した相手先発・十亀の数少ない失投を捉え、決着をつけた31号2ラン!

両軍合計わずかに3得点、ロースコアの投手戦の中、イーグルスの投打の大黒柱が存在感を誇示した西武24回戦になった。

◎パ

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