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#嶋基宏
【CS試合評】 崩れたVへの青写真。勝機を手放したキャプテンマークのKY劇~10月21日●楽天3-4ソフトバンク
塩辛コンビの想像を上まわる奮闘で始まったCSファイナルステージ。
パリーグ最多勝右腕と同最高勝率右腕を退けての価値ある2連勝だった。
イーグルスは戦績を2勝1敗とし、第3戦目以降は則本&岸の二枚看板で日本シリーズ進出へ王手をかける「Vへのロードマップ」。
しかし、この青写真が脆くも崩壊している。
前夜はエースが2試合連続の背信投球になった。
打線は苦手左腕を良く攻略したものの、「想定外の乱
【CS試合評】 日本シリーズ進出の扉を押し開くCSファイナル2連勝~10月19日○楽天2-1ソフトバンク
第3戦の則本から始まる表ローテを前に、『日本シリーズ進出』をその視界にくっきり捉えた、貴重な勝利になった。
今シーズン、このカードは接戦が大変多い。
本戦含めて27試合中、3点差以内が21試合、2点差以内は18試合、そして本戦のように1点差試合は11試合になっている。
このカード、楽天は強力な若鷹投手陣を相手になかなか点を取ることができていない(1試合平均3.56得点)。
一方、投手陣の頑
【CS試合評】 岸孝之「使用上の注意」を良く読んだ、梨田監督の継投作戦~10月15日○楽天4-1西武
潮目を変えた第2戦地元・河北新報が10月15日付で「梨田監督続投へ」と報じたとおり、楽天は2年契約を終えた梨田監督に来季の指揮も委ねることになりそうだ。
梨田政権3年目の2018年は『助っ人選手への依存からの脱却』が大きなテーマになると思っている。
今年はウィーラー(31本)、ペゲーロ(26本)、アマダー(23本)の3者揃い踏みでNPB史上初の『外国人トリオ年間20発』の快挙を達成した。
【試合評】 「可能性」と「課題」両面見えた藤平4敗目~9月20日●楽天4-8オリックス
最も戦いにくい相手前にも書いたが、今季ここまで15勝6敗1分とお得意様のオリックスだが、Bクラス球団の中で最も戦いにくい相手になっている。
2年連続最下位を免れ、下に2球団を突き放しての4位。
5月28日以降の戦績は本戦入れて42勝42敗1分の勝率.500と、なかなかの戦いを繰り広げている点が、敵軍ナインを来季へ向けて勇気づけているように思われ、厄介なのだ。
日本ハムやロッテが来季に舵を切
【試合評】気迫をみせたキャプテンマーク、才気煥発オコエ快挙のアットバット、銀次「魂」の一撃~8月10日○楽天4x-3日本ハム
銀次、後半戦初の3安打。千両役者のサヨナラ劇お盆休み直前のkoboパークは、7月21日オリックス戦(○E4-3Bs)以来、今シーズン11度目の延長戦に突入していた。
10回、11回表とスコアボードにゼロが入り、そして迎えた11回裏。
今季2度目のドローも脳裏にチラつくなか、1死後、楽天が4時間24分に終止符を打つ今季5度目のサヨナラ勝利を飾っている。
才気煥発な高卒2年目、9番・オコエが作
【試合評】 失速した14回戦。炎獅子の蹂躙を許したエース背信の6失点~8月2日●楽天4-7西武
炎獅子の蹂躙を許し、2位後退へ...怪気炎を上げる炎獅子軍団の奔流に、則本もあっさり飲み込まれた西武14回戦になってしまった。
是が非でも勝たなければならないゲームだった。
岡島&ペゲーロ離脱後は2勝4敗と黒星先行するなか、2位・ソフトバンクとのゲーム差は-0.5と、厳しいマッチレースの真っ只中。
オリックスのおかげで昨夜は首の皮一枚つながった楽天だが、ここで踏ん張らなければ、若鷹軍団に追
【試合評】 6連戦日程の「難しさ」露呈した延長戦~7月20日●楽天3-4x日本ハム
6連戦日程の「難しさ」露呈7週連続で続く6連戦日程の「難しさ」なのか。
6回終了時にリードした試合展開の勝ちゲームを、まさか落としてしまう痛恨のサヨナラ負けになった。(これで同状況の戦績は42勝5敗)
5回終了時までスコアレスで進んだファイターズ13回戦。
先手をとったのは楽天である。
6回だった。この回から登板した二番手・谷元を攻略した。
先頭の5番・銀次が右翼線二塁打でチャンスメイク。
【試合評】7回1安打無失点なのに8回継投。使い所を誤らなかった首脳陣の好判断~7月19日○楽天3-2日本ハム
札幌より30分早く始まった北九州では、2位の若鷹軍団が3位・西武と激しすぎるシーソーゲームを演じていた。
先手を取られたソフトバンクは4回、甲斐の2打席連続ホームランなどで追いつくも、その直後に二番手・モイネロが逆転を許してしまう。
再び追う展開のホークスは5回に4番・内川のソロ弾で同点。
翌6回には明石の犠飛で1点勝ち越し成功。
しかし、1点リードで迎えた終盤8回、セットアッパーの岩崎が金