いや、ビックリ! MVPサファテとの対決で開花した、とある鷲戦士の『失敗しないスキル』とは?

こんにちは。@eagleshibakawaです。
1球単位のプレーデータから、結婚記念日まで、イーグルスに関するデータ収集に熱を上げる楽天推しの記録好き。
それが高じて『ベースボールチャンネル』『野球太郎』『ベースボールキング』など野球専門媒体にも寄稿歴を持つ野球好きです。

2017年のMVP決まる

あと10日で12月。年の瀬も迫り冬支度も進むなか、昨日(11月20日)は「NPBアワード2017」が開催されました。
その授賞式でセパ両リーグの最優秀選手賞(MVP)の発表もありました。

セリーグは広島の丸佳浩選手が、パリーグではソフトバンクのデニス・サファテ投手が受賞しています。

それにしても、今シーズンのプロ野球、サファテ投手の活躍ぶりには、本当に驚かされることの連続でした。

ストレートの平均球速は153.3キロを計測。
この数字は、シンクタンクDELTAによると、両リーグで50イニング以上を投げた投手116人中、ドリス投手(阪神)の154.4キロに次ぐ2位。
サファテ投手の過去と比べると、2014年以降では最速になるそうです。

35歳ながらも全く衰えをみせず、驚異の奪三振率13.91が象徴するように、その圧倒的オーラとパワーピッチングで打者をねじ伏せ、NPB記録を塗り替える前人未踏のシーズン54セーブ。それに対して、セーブ失敗は僅か1回だけ。

日本シリーズ第6戦での『神がかりの3イニング零封劇』は後世まで語り継がれる英雄譚になっていくでしょう。
スコアボードにゼロを入れてベンチに引き上げる際、チームのみならず場内全体を鼓舞した「魂のジェスチャー」も印象に残りました。あの姿、ぼくにはオーケストラを指揮する名指揮者に見えたなあ。

救援陣の疲労がピークに達した夏場には、首脳陣をも叱咤激励するなど、文字通り若鷹軍団の先頭に立ち優勝戦線を戦い、「日本シリーズMVP」「正力松太郎賞」「2017パリーグMVP」と、あらゆる賞を総なめにしました。

サファテがもたらす楽天選手への好影響

そんなサファテ投手の超人的な活躍ですが、楽天選手にも好影響をもたらしています。

なかでも、最も刺激を受けたのは、松井裕樹投手でしょう。
同じ守護神として、あれだけの活躍を見せられると、燃えないはずがない。
先日、4年ぶりに楽天復帰した佐藤義則コーチにも「サファテに負けないよう、休まず元気に」と説得されては、守護神継続は当然の帰結でした。

『余人をもって替えがたいポジション』だけに、これは朗報ですし、後々に「あのときのサファテも凄かったけど、あのときの松井裕も素晴らしすぎたよね」と語り継がれるような存在になれるよう、精進を期待しています。

高いレベルの対決が、打者の潜在能力を引き出した

打者では『とある主戦級の潜在能力をサファテ投手が引き出した』と言える対戦がありました。(驚愕の対戦データに辿り着いた僕が、その数字を見ながら想像するに...の話です)

それは、7月11日ヤクフクドーム(○E5-4H)、4-4の同点の9回2死2,1塁、サファテ投手の151キロを右前へ弾き返し、今年楽天がサファテ投手から挙げた唯一の得点にしてこの試合の決勝打を放った銀次選手ではありません。

その主戦級打者とは、、、!!!

※ここから先は有料エリアでお楽しみください。
本稿は単品でも購入可能ですが、おすすめはこちらのマガジン!
11月末日まで50本以上を所収し(現在65本)、150円の1記事が51円とお得!
現在noteでは読者さん21名
『Shibakawaの楽天イーグルス観戦記〔2017後半戦〕』

まぐまぐメルマガでもお届け中。ご登録はこちらから

ここから先は

2,284字 / 2画像
この記事のみ ¥ 150

読者の皆さんにいただいたサポートで、さらなる良い記事作りができるよう、心がけていきます。