20190313NOTE表紙

【戦評】一打サヨナラで見せ場を作った辰己涼介の奮闘 ─ 3月13日△楽天3-3DeNA

宋家豪、セーブ機会で痛恨被弾

日本列島は西高東低の天気図。
北九州から関東平野にかけて5本の等圧線がひしめきあう状況で、「春の嵐」が列島を襲うそんな1日になった。

静岡・草薙球場も御多分に漏れずの強風。

スコアボード上のフラッグのたなびきぐあいは、右翼から左翼へひっきりなし。
「At Eagles」に映し出された狭い中継画面でも、突風で砂塵が何度も舞い、ふつうは5回終了時に1度行うグラウンド整備も数回実施されるなど、荒れ模様での実戦になった。

舞うと言えば、花粉の飛散も相当だった模様。
Viberには渡辺佳明の参った姿が紹介されていた。

そのなか、打球が風に流されての落球エラーや、投手陣が制球大いに乱して四球連発という心配された場面がなかったのは上々。
両軍ゲームが破綻をきたすことなく、2時間53分を無事終えている。

結果は3-3の引き分けになった。

初回に2点先制されたが、3回までに3-2とひっくり返したゲーム展開。
イーグルスはその1点差を守るかたちで最終盤へ。

9回表のマウンドは2/28ラミゴ戦以来となる宋家豪。
その宋がセーブシチュエーションで追いつかれてしまう。

2死走者なし、ロペスにカウント0-2までこぎ着けた。
そこからまさかの被弾。
決め球が失投になり、それを左翼席上段へ運ばれた。

両軍のスタメン

DeNA=1番・神里(中)、2番・楠本(右)、3番・ソト(二)、4番・ロペス(一)、5番・宮崎(三)、6番・佐野(指)、7番・細川(左)、8番・伊藤光(捕)、9番・倉本(遊)、先発・濱口(左投)

楽天=1番・茂木(遊)、2番・オコエ(右)、3番・浅村(二)、4番・ブラッシュ(指)、5番・島内(左)、6番・銀次(一)、7番・ウィーラー(三)、8番・嶋(捕)、9番・辰己(中)、先発・福井(右投)


9回一打サヨナラで粘った辰己の集中力

しかし、ゲームが振り出しに戻った9回裏、淡々とアウトになることなく粘りをみせたのはシーズンにつながるはずだ。

1死後からウィーラーが四球で歩き、堀内謙伍が犠打を決めて2死2塁。
一打サヨナラの見せ場を作った楽天は、打席に9番・辰己涼介を送り込む。

前日固め打ちを見せたドラ1も、本日は3タコ。
そんな野球ひとすじのルーキーが、経験豊富な三嶋一輝との対決でタフなアプローチを披露した。

カウントは3球目まで1-2。
1-0から2球連続で、、、

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