【検証】2018年前半戦を振り返る〔2〕守備編

前半戦の楽天を振り返るとき、気になる懸案の1つに「守備力の低迷」がある。

各球団の守備力は、本塁打を除くインプレー打球のうち野手がアウトにした割合を診る守備指標DERを用いて、ざっくりと算出することが可能になっている。

その理念や算出方法は下記記事を参照していただくこととして、

今回、この記事をもとにして前半戦の各球団守備力を算出すると、以下のようになった。

オリックス +29
ソフトバンク +8
西武 -2
ロッテ -4
日本ハム -9
楽天 -23

楽天は守備だけで29失点している計算になる。
3位タイのオリックスと比べると、守備だけで42点もの差。
セイバーメトリクスでは10点で1勝分と言われているので、守備だけで4勝分の差異がついていることになる。

ちなみに、DERを用いて算出した楽天の年度別守備力は以下のとおりだ。

2015年 -44
2016年 -54
2017年 +1
2018年 -23

大久保政権、梨田楽天1年目は守備力は大きく低迷。
年間40~50失点を守備だけで喫した。
ところが、昨年は大きく盛り返し、リーグ平均レベルまで改善に成功。

これは、4年ぶりに二塁守備に就いた銀次が想像以上に善戦し84試合591.2回を守り失策ゼロで終えたこと、レフトを守った岡島が元気活発で広い守備範囲でチームに貢献したことが大きい。

しかし、今年は一転、79試合を終えて-23なのだ。
このままの推移では、シーズン終了時には2015年、2016年と同程度の惨状が待ち受けることになる。

DERでの算出方法は、、、

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