【戦評】開演した「世紀の逆転劇」~6月30日○楽天9-1西武

開演した「世紀の逆転劇」

この2連戦は「世紀の逆転劇」が開演した2連勝になるかもしれない。

前夜は塩見が一世一代の投球をみせると、この日は岸が「Mr.安定感」の魅力を思う存分に発揮した。

打線も連日にわたって爆発した。

梨田監督を辞任に追いやった数多くの「戦犯」が平石新体制で汚名返上の復権を遂げている。

本戦も同様だった。
2回に「4大戦犯」ペゲーロに効果的な先制3ランが飛び出すと、中盤・終盤にかけて1本のホームラン、4本のタイムリーで西武のリリーフ陣を攻略、9-1と圧勝を飾った。

この2日間、楽天ファンの胸中には「強い希望」が差し込んだ一方、課題の救援陣が打ち込まれた西武ファンは「より一層の不安」に陥るという、明暗分けた2戦になった。

これでチーム成績は72試合27勝44敗1分の勝率.380、借金は17へ。
平石新体制6勝3敗、勝率.667になった。

5位・ロッテも勝利したため、5位とのゲーム差は新体制発足当初と変わらずの9.5。
しかし、この勢いが8月戦線まで続けば、2009年の逆転Aクラスのような感動劇もありえる。

そんな「強い希望」が湧く快勝になった。

両軍のスタメン

楽天=1番・田中(中)、2番・茂木(遊)、3番・島内(左)、4番・今江(三)、5番・銀次(一)、6番・アマダー(指)、7番・藤田(二)、8番・ペゲーロ(右)、9番・嶋(捕)、先発・岸(右投)

西武=1番・秋山(中)、2番・源田(遊)、3番・浅村(二)、4番・山川(一)、5番・森(捕)、6番・外崎(右)、7番・栗山(左)、8番・中村(三)、9番・メヒア(指)、先発・今井(右投)

※この後、岸投手について書いてます。

※1記事150円ですが、昨年60人の犬鷲ファンが観戦のお供にした好評マガジン『Shibakawaの楽天イーグルス観戦記2018前半戦』だと1記事53円でお楽しみいただけます。

※本稿はまぐまぐメルマガでも配信!新規読者さん参加お待ちしてます。

ここから先は

2,862字 / 4画像
この記事のみ ¥ 150

読者の皆さんにいただいたサポートで、さらなる良い記事作りができるよう、心がけていきます。