ルールを貫くか現場主義か
経済に対して行う政策のあり方について
日銀と市中銀行の関係を例に説明したいと思います。
・まず市中銀行が自身の利益のため過剰融資を行う場合
日銀は市中銀行が利益を拡大できるよう行動しなければならないとします
・また一方で日銀はあらかじめ市中銀行の行動に関係なく経済に対して
K%ルール:経済の成長率に対して一律のマネーサプライを行う
を宣言することで市中銀行に慎重な融資を強いることができることとします
経済政策において"ルール主義を貫くか裁量によって政策を決定するか"を
今回、日銀と市中銀行を例に説明しましたが重要なのはお分かりの通り、どちらかを選択することではありません。
ポイントは「経済政策は政府、日銀が策定できるものである以上
本来は民間企業の行動をより日本経済にとって望ましい方向にもって行ける
ものでなければならない」ということです。
日本経済の成長が日銀の利益となるのでその経済を支える企業のためには
・裁量主義によって現実の経済に対して政策を策定する
・政府のスタンスを打ち出すことで民間企業の行動を牽制する
の二つが経済政策の機能的側面と言えるかもしれません。
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