危険の分散

意味は例えを用いずともお分かりと思います。

代表的な商品として保険があります。現在保険は様々な種類があり、加入者はそれぞれの保険に支払う保険料を決め万が一に備えることができます。

保険の他に企業が行う多角的な経営も危険の分散から生まれたものです。例えば電化製品の場合、一つの製品にコストをかければかけるほど売れなかった時の損は大きくなってしまいます。よってある程度収益が安定した時点で少しずつ取り扱う商品の分野を広げていきます。事業を広げることで仮に一つの部門で損をしても他の部門の利益によってカバーができるからです。

しかし一方で現実の保険は世の中の全てのリスクに対応するのは困難です。学校の進学や就職活動の失敗、企業の損失に対して保険は設定できないのです。

これは保険の限界とも言えるもので背景にはモラルハザードという現象があります。滅多にそんな方はおられませんが言ってみれば"保険に入っているから事故を起こしても大丈夫"という考え方のことです。

これらの対策について免責制度というものがあります。経済でいう免責制度は自動車保険の場合、加入者が事故を起こした時に決められた免責金額を自己負担することを言います。また等級制度を導入することで事故を起こさないことが加入者にとってメリットになるようなユニークな制度もモラルハザードの対策として考えられています。


危険の分散を保険や病院による面でカバーする際に生じるモラルハザードについて今回投稿いたしました。現在でも個人の利用状態に合った携帯電話の料金プランなど幅広いだけでなく柔軟な取り組みは行われています。リサイクルをするのにお金を支払ったり救急車の利用が有料になることも私たちがついつい思っている"当たり前"を"ありがとう"に変えてくれる仕組みなのかもしれません。


おかしいな なんか最後TV番組風な締めになっちゃった_φ( ̄ー ̄ )


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